今シーズン、50試合で17ゴール8アシストを挙げたコロンビア代表FWルイス・ディアス。左ウイングだけではなく、センターフォワードとしてもプレーし、アルネ・スロット監督のもとで新境地を開いた28歳アタッカーだが、バルセロナやパリ・サンジェルマン、サウジアラビアから関心が寄せられている。
2027年6月までの契約更新に向けて交渉が予定されるとも言われるものの、もしも交渉がうまく進まなければ、一定の移籍金を確保するためにもこの夏の売却も噂される。そして、サウジアラビアの熱量が高まりつつある。
海外メディア『talkSPORT』によると、ステファノ・ピオリ監督率いるアル・ナスルが強い関心を継続しており、今夏の移籍市場におけるトップターゲットに据えたようだ。その背景には、40歳FWクリスティアーノ・ロナウドの不透明な去就があり、その代役として注目している。
ポルトガル代表のフォワードは今季終了後に意味深な投稿を行い、今シーズン限りでのアル・ナスル退団が濃厚。世界的なスパースターには数々のクラブが関心を示しており、新たなクラブには困らない。
リーグのレベルがそこまで高くないにせよ、今季41試合で35ゴールを挙げたベテランフォワードに代わるのは成績だけではなく、マーケティングの観点からも困難を極める。とはいえ、知名度で勝負になる選手はほんの一握りで、チーム力の強化にフォーカスすべきだろう。
そういう視点においては、ゴール前での決定率も向上しつつあるコロンビア人ウィンガーは理想的なターゲットになり得る。アンフィールドで少し一緒にプレーした元セネガル代表FWサディオ・マネに加えて、同じくコロンビア代表のジョン・デュランも在籍しており、適応する環境も整っている。
はたして、2022年の冬にリバプールにやってきた28歳のアタッカーは、今後どのようなキャリアを歩むのだろうか…?
