2025年の夏、リバプールは移籍市場で積極的に動き回っている。トレント・アレクサンダー=アーノルドの退団をカバーするためのジェレミー・フリンポンや、アンドリュー・ロバートソンの負担を軽減するためのミロシュ・ケルケズら、プレミアリーグ2連覇を狙えるチーム作りに励んでいる。
そして、ダルウィン・ヌニェスの退団を見据えて、新たなストライカーにも注目を寄せている。ニューカッスルFWアレクサンデル・イサクを筆頭に、ヨーロッパで活躍する点取り屋をリストアップしている。
海外メディア『CaughtOffside』によれば、その候補者リストに新たな名前が浮上し、今季ブンデスリーガで飛躍を遂げたシュトゥットガルトの大型FWニック・ウォルトメイドにも関心を示しているようだ。
先日にはドイツ代表デビューを飾った23歳のフォワードは、今シーズン33試合で17ゴールと高い決定力を見せ付けた。昨季はブレーメンで30試合で2ゴールという数字から一気に大ブレークし、ドイツを代表するストライカーに成長を遂げた。
198cmと高身長を武器に、相手のセンターバックと対峙しボールを保持。味方を活かすパスも出せ、自らドリブルでも運べる万能型。スピードこそ乏しいものの、前線における起点になり、ウィンガーら攻撃的選手に決定機を演出しつつも、自らも得点を奪う。
ブンデスリーガの点取り屋にはリバプール以外にも関心が集まっている。アーセナル、ウェストハム、ブライトン、エバートンといったプレミア勢に加え、バイエルン・ミュンヘン、ナポリ、アトレティコ・マドリード、ローマといった欧州強豪クラブも彼の動向を注目していると言われる。
実績、体格、技術、そしてデータが示す通り、彼は単なる高さのあるフォワードではない。現代フットボールに必要な要素を複数兼ね備えた、完成度の高いストライカーだが、現時点ではアンフィールドに移籍するのは現実的ではないはないが、はたして…!?
