就任1年目でプレミアリーグを制覇したアルネ・スロット監督は、2シーズン目に向けて、積極的な移籍市場を過ごしている。オランダ代表DFジェレミー・フリンポン獲得を決め、ハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズ獲得にも迫っている。
また、メガ補強として、バイエル・レバークーゼンに所属するドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ確保にも近づいている。最初に報道されたタイミングでは非現実的なターゲットに思われたが、リバプールが大金を投じることを決めたことで、ライバルのバイエルン・ミュンヘンを振り切った。
現在休暇中のドイツ人の攻撃的ミッドフィルダーだが、休み明けにはメディカルチェックが予定されている。そして、契約書へのサインも残されているとしつつも、22歳MFのアンフィールド行きは決定していると、ドイツ紙『kicker』シュテファン・フォン・ノックス記者が報じた。
「フロリアン・ヴィルツのリバプール移籍が決定。レッズはバイエル・レバークーゼンと移籍金で合意に達した。イングランド側はボーナス含む約1億5000万ユーロのパッケージを用意した。」
「しかし、現在休暇中のヴィルツは、まだリバプールでの義務づけられているメディカルチェックを終えなければならない。」
「リバプールとバイエル・レバークーゼンが合意した後、ドイツ語と英語による契約書類を最終的に作成し、チェックし、サインしなければならない。そうすれば、ブンデスリーガ史上最高額の移籍も、プレミアリーグへの移籍も、完璧なものになるだろう。」
ユルゲン・クロップ政権で右サイドバックとして活躍し続けたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドがレアル・マドリードに旅立ち、当時の主力メンツも年齢が高まっており、新たな時代に向けたチーム作りを始動している。
そんなチームにおいて、攻撃の要を託されるのがフロリアン・ヴィルツになる。ドミニク・ソボスライらミッドフィルダー陣との共存、モハメド・サラーらアタッカー陣との連携など実物だが、どのように活かすか、スロット監督の手腕にも注目が集まる。
プレミアリーグ連覇に加えて、チャンピオンズリーグ制覇も狙う新生リバプールは、ブンデスリーガの逸材を手中に収め、新章に歩みを進める…
