今シーズン限りで契約満了に近づき、シーズンが終盤に差し掛かっても進捗が見られずに、サポーターはヤキモキさせられた。しかし、結果的にはリバプールと2年契約を結び、来季以降もアンフィールドでのプレーが確定したエジプト代表FWモハメド・サラー。
今季はゴールとアシストを量産し、両方を合わせた数は “47”。アンディ・コールとアラン・シアラーが打ち立てたゴール関与数に並んだエジプシャン・キングには、来季も今季同様の活躍の期待がかかっている。
リバプールとの契約も一筋縄ではなかったようだ。数年前からサウジアラビアが強烈な関心を寄せる同選手に対して、契約満了のチャンスを狙い、サウジ・プロフェッショナルリーグは獲得を試みていた。
最終的にはリバプールへの愛着をメディアでも口にしていた同選手はアンフィールドに忠誠を誓ったものの、中東行きにも魅力を感じていたようで、サウジ・プロフェッショナルリーグ参戦にも前向きだったと告白した。
「サウジアラビアでプレーすることには前向きだった。自分のクラブで終わったとしても、いいチャンスだと思った。ビッグチャンスもあったけど、最終的には(リバプールとの)契約に合意したんだ。」
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巨額の給与を受け取れるチャンスを棒に振り、リバプールでのキャリアを選択したベテランウィンガー。リバプールでの給与も非常に高いが、オイルマネーに比べれば、太刀打ちできない金額だったはずだ。
最低でも今後2年間はヨーロッパを舞台にプレーするサラーだが、自慢のコンディション調整で、年齢を感じさせないパフォーマンスをピッチ上で見せてくれるだろうか…?
