アルネ・スロット監督の就任に伴い、アンフィールドでの存在感が薄らいでいるウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。新たな点取り屋を獲得するための予算作りに向け、リバプールは25歳のストライカー売却に前のめりだ。
サウジアラビアからの関心を筆頭に、イタリアのナポリやスペインのアトレティコ・マドリードらヨーロッパ勢も獲得を狙っている。資金力に勝る中東のクラブが優位にレースを進めるも、イタリアやスペイン勢も諦めていない。
イタリア紙『Calciomercato』によれば、シーズン中に関心が噂されたACミランは継続的にヌニェス獲得を狙っており、最低でも4500~5000万ユーロと見られる同選手を巡る熾烈な争奪戦に足を踏み入れたようだ。
タミー・エイブラハムのASローマ復帰が濃厚で、ルカ・ヨヴィッチもチームを離れる見通し。今年の冬、フェイエノールトから獲得したメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスとパートナーになれる点取り屋を探しており、リバプールのセンターフォワードが最有力な補強候補として浮上している。
今シーズンこそ序列を下げたウルグアイ人フォワードだが、これまで143試合で40ゴール26アシストを記録しており、まずまずの数字を残している。前線からのプレッシングに定評があり、カウンターを重視するチームにとっては理想的なストライカーになり得る。
アルネ・スロット監督が好むストライカー像とは異なり、左ウイングを主戦場とするコロンビア代表FWルイス・ディアスを最前線で起用するなど裏抜けに長けたタイプだけではなく、周りのアタッカー陣と連携に優れたタイプを求めている。
その対象から外れるヌニェスが退団するのは避けられない流れで、積極的な補強を行うリバプールにとっても高額な移籍金を得られる選手を現金化するの普通のことだ。
問題はACミランにリバプールが要求する金額を支払えるだけの予算があるかどうか。ポルトガル代表FWラファエル・レオンに退団の話も出回っており、そこで得た資金をリバプールのストライカーに回す可能性もある。
はたして、25歳のストライカーはアンフィールドを離れて、どのクラブに新天地を求めるのだろうか…?
