ジェレミー・フリンポンやフロリアン・ヴィルツ、ミロシュ・ケルケズと、アルネ・スロット体制の新たな時代を担う若い選手たちをチームに迎え入れたリバプール。昨夏に契約を結んだギオルギ・ママルダシュヴィリも本格参戦し、戦力の刷新に力を入れている。
次は選手獲得ではなく、売却に舵を切る見込み。すでにクィービーン・ケレハーをブレントフォードに売却し、ジャレル・クアンサーもバイエル・レバークーゼン入り間近。ダルウィン・ヌニェスやハーヴェイ・エリオット、フェデリコ・キエーザらの移籍情報も過熱し続けている。
一方で、リバプールは新たなストライカー確保に躍起だ。市場に出回っているヨーロッパ屈指の点取り屋に関心を示す中、大本命はニューカッスル・ユナイテッドに所属するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクだ。
しかし、その獲得は至難の業。高額すぎる移籍金に加えて、ニューカッスルも放出の意思がない。海外メディア『TBR Football』グレアム・ベイリー記者は、イングランド北部のクラブはイサクをチームで最も給与の高い選手にする準備を進めているが、もしもその話し合いが停滞したら、リバプールやアーセナルにもチャンスが生まれることを匂わせた。
「契約について、アレクサンデル・イサク陣営からはあまり出てきていないが、それは選手とニューカッスル・ユナイテッドの双方にとって優先事項である。」
「ニューカッスルは賃金体系を破り、彼をチームの中で最も高給取りのメンバーにする準備は万全だが、それで十分なのだろうか？それがニューカッスル・ファンの疑問であり、すぐにわかるだろう。」
「リバプールやアーセナルが、彼に大きな興味を持っていることは知っている。もし交渉がうまくまとまらなければ、事態は面白くなるだろうが、ニューカッスルはイサクがサインすることに自信を持ち続けている。」
事実、ニューカッスルと新たな契約を結んだ場合、リバプールやアーセナルは候補者リストから名前を消すだろう。リリース条項などが含まれる可能性もあるが、所属クラブがそれを許容するとも思えず、イサクのアンフィールド行きは夢に終わりそうだ。
いずれにしても、スウェーデン人フォワードがセント・ジェームズ・パークを離れる確率はそもそも低く、来シーズン以降も今のクラブでプレーを続けることが濃厚だろう…