ダルウィン・ヌニェスが今夏での退団濃厚で、フェデリコ・キエーザにもイタリア復帰が現実味を帯びてきている。さらには、ルイス・ディアスにはバルセロナやサウジアラビアが熱視線を送っており、2年契約を新たに結んだモハメド・サラーもベテランの域に差し掛かっている。
今夏の移籍マーケットにおいて、新たなストライカー確保を狙うリバプールだが、もしもキエーザやディアスがアンフィールドを離れる場合には、新しいウィンガーをチームに迎え入れる必要があり、オリンピック・リヨンの20歳FWマリック・フォファナは何度かリバプール行きが報じられてきた。
フランス代表MFラヤン・シェルキをすでにマンチェスター・シティに売却したリヨンだが、ベルギー代表の若き有望株を手放す準備を進めているのかもしれない。
フランス紙『L’Equipe』によると、リバプールはすでに20歳のウィンガーの代理人と話し合いをスタートさせる一方で、チェルシーやノッティンガム・フォレスト、マンチェスター・ユナイテッドらプレミアリーグ勢との争奪戦が待ち受けているようだ。
169cmと小柄ながらも小刻みなドリブルで相手のディフェンダーを翻弄する左ウィンガーは、今シーズンは41試合で11ゴール6アシストを記録し、2024年10月にはベルギー代表にも初選出されており、飛躍のシーズンを過ごした。
フランスのクラブは財政的に苦しんでいるため、主力組の売却は避けられない。左サイドから攻撃の起点になり得る20歳のアタッカーは強豪クラブの人気銘柄になっており、リヨンが売却を容認する可能性は高い。
ただし、現時点でリバプールの最優先は得点力のあるストライカー確保。ウィンガーは優先事項が高いわけではないが、現有戦力の去就次第は一躍リストのトップに躍り出る可能性もある。
はたして、20歳FWマリック・フォファナは今夏、プレミアリーグにステップアップを果たすのか、もしくは別のシーズンをフランスでプレーすることになるのだろうか…?
