リバプールの最終ラインにおいて、フランス代表DFイブラヒマ・コナテは間違いなく中心的存在だ。オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクとのパートナーはプレミアリーグでも屈指で、今シーズンのプレミアリーグ制覇にも大きく貢献した。
大柄ながらもスピードも兼ね備える現代的なセンターバックだが、リバプールとの契約満了が2026年6月までと迫っている。レッズはこの夏の移籍市場が終了するまでに決着をつけたい意向だが、交渉は順調に進んでいるとは言えない。
レアル・マドリードが狙っているとの報道も出回っており、去就は注目の的になっている。そして、リバプールは後任人事にも抜かりはない。
英『TBR Football』によると、リバプールはブレントフォードのアイルランド代表DFネイサン・コリンズをリストアップしているようだ。なお、トッテナム・ホットスパーやアーセナルのロンドン勢も関心を示している。
ストーク・シティやバーンリーを経て、2023年にウルバーハンプトン・ワンダラーズからブレントフォードに活躍の場を移した。24歳のセンターバックは新天地でも主力に定着し、これまで77試合で4ゴール6アシストを記録してきた。
獲得を狙うクラブにとって問題になり得るのが、移籍金。ブレントフォードはウルブスから2300万ポンドで獲得したこのアイルランド代表DFに対し、安く売るつもりは全くない。まして、契約期間が2029年6月まで残っているため、なおさらだ。
また、フランス人センターバックの後任となると話は別。ジョー・ゴメスやジャレル・クアンサーの後釜であれば理解できるが、プレミアリーグ連覇を狙うチームのレギュラーとしては若干物足りなさを感じてしまう。
現時点ではあくまで噂で、他にもアヤックスの19歳DFヨレル・ハトらへの関心も報じられている。はたして、マージーサイドのクラブはコナテと新契約締結に辿り着けるのか、もしも失敗した場合には、どのセンターバックに白羽の矢を立てるのだろうか…？