レアル・マドリードに移籍したイングランド代表DFトレント=アレクサンダー=アーノルドと時を同じくして、スコットランド代表DFアンディ・ロバートソンにも移籍の噂が持ち上がった。ユルゲン・クロップ体制を担った両サイドバックがチームを離れることになるのか注目が集まっていた。
契約期間が残り1年のスコットランド代表キャプテンだけに、移籍金は決して高くない。まして、一部の報道によれば、スペインのクラブはフリーでの獲得を狙っているとも報じられており、31歳の左サイドバックの去就は不透明にまま、時間だけが過ぎた。
選手本人はスペイン行きに前向きとも言われるが、具体的なオファーはなかった。スペイン紙『Marca』によると、アトレティコ・マドリードはターゲットを変更し、アタランタDFマッテオ・ルッジェーリ獲得に迫っている。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)は、総額2000万ユーロでクラブ間合意に達し、近くメディカルチェックが実施される予定と伝え、イタリア人の左サイドバックのアトレティコ入りを報じた。
アタランタで通算100試合以上に出場してきた22歳のディフェンダーは、イタリアU-21代表でも16試合でピッチに立ってきた期待の新星。これによって、ディエゴ・シメオネ監督にとって懸念の左サイドバックの強化が達成したことになる。
これ以上、同じポジションの戦力アップに動き出す可能性は低い。あるとすれば、チームに経験値を加えることだが、ヤン・オブラクやクレマン・ラングレ、コケ、アントワーヌ・グリーズマンら30歳を超える選手も多いため、その必要性は限りなく低そうだ。
はたして、ロバートソンの未来は来季もアンフィールドにあるのか、もしくはアトレティコを始め、別のクラブでプレーすることになるのだろうか…?
