イングランドU-21代表DFジャレル・クアンサーのバイエル・レバークーゼン入りが秒読み段階だ。移籍情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏がクラブ間合意を報じており、正式発表も時間の問題となっている。
リバプールにとっては、フランス代表DFイブラヒマ・コナテとの交渉が停滞しており、レアル・マドリードが狙っていることから、移籍金を確保するために今夏の移籍マーケットでの売却を決断する可能性も否定できない。
28歳DFジョー・ゴメスも依然として怪我と隣り合わせで、いつ戦線を離脱するか不安が付き纏う。さらに、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクもベテラン選手になっており、その後継者問題も検討しなければならない。
リバプールは難しい課題を突き付けられており、センターバック陣容の刷新を視野に入れている。海外メディア『Football Transfers』によれば、かねてから関心を示していたアヤックスDFヨレル・ハトの代理人と話し合いの場を設けたようだ。
オランダのクラブと2028年まで契約を結ぶ19歳のディフェンダーは、10代にも関わらず通算111試合に出場。2023年にはオランダ代表デビューも飾っており、すでに6試合でピッチに立ってきた。左サイドバックとセンターバックの両方とこなせるユーティリティ性も高い選手だ。
ただし、若き才能に注目しているのはリバプールだけではない。アーセナルやチェルシーも熱視線を送っており、同選手を巡る獲得レースは極めて熾烈。
いずれにしても、もしもクアンサーの代役になり得る選手の獲得は推し進めるべき課題で、この夏の移籍市場において、リバプールがどのディフェンダーに白羽の矢を立てるか注目が集まる…
