29歳のドイツ代表FWレロイ・サネが、契約満了に伴いガラタサライに移籍した。バイエルン・ミュンヘンで通算222試合で61ゴール55アシストを挙げた快足ウィンガーに代わるアタッカーを探しており、ニコ・ウィリアムズやジェイミー・バイノー=ギッテンスらに関心を示してきた。
ところが、両選手の獲得に失敗しそうだ。スペイン代表ウィンガーは、バルセロナ移籍が近づいており、20歳のボルシア・ドルトムントFWは母国のチェルシー移籍が濃厚となっており、ドイツ王者は別のターゲットに視線を向ける必要が出てきた。
クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)は、依然から興味を持っていたリバプールFWコーディ・ガクポに対する行動が再活性化する可能性を指摘しつつも、チームメイトのコロンビア代表FWルイス・ディアスも候補者リストに名前が記載されていると伝えた。
「マックス・エーベルはすでにウィンガーの代わりの候補を探しているはずだ。例えば、リバプールのコディー・ガクポがふたたび注目されるかもしれない。」
「ガクポはエーベルの個人的なお気に入りだという。」
「ガクポ側との最初の話し合いの後、最近は代理人との接触がない。それがまたすぐに変わるかもしれない。チームメイトのルイス・ディアスも候補に残っている。」
CaughtOffside
26歳のオランダ代表ウィンガーは、2023年の冬にPSVアイントホーフェンからリバプールに加入。ユルゲン・クロップ体制ではセンターフォワードやミッドフィルダーなど様々なポジションで起用されるも、アルネ・スロット監督に代わってからは左ウイングに固定されると、プレーに切れ味が戻った。
アンフィールドでは通算128試合で41ゴール17アシストを挙げ、チームに欠かせない存在となっている。一方のルイス・ディアスもオランダ人指揮官にとって貴重な戦力で、安易と手放すわけもない。
どちらかと言えば、コロンビア人フォワードの方が退団する確率が高い。サウジアラビアからも熱視線が届いており、高額なオファーが提示されるかもしれない。そうした場合にはリバプールも首を縦に振らざるを得ないだろう。
すでに積極的な補強に動くリバプールだけに、ガクポやディアスを手放す理由はない。ダルウィン・ヌニェスやフェデリコ・キエーザの退団が見込まれる中、代役となる選手を獲得するのも容易ではなく、左ウィンガーの放出を認めない可能性は高い。
はたして、バイエルン・ミュンヘンが強い関心を示すガクポやディアスは来季もアンフィールドで戦うのか、もしくは予想に反して、ブンデスリーガや別のリーグに旅立つのだろうか…?
