バルセロナやバイエルン・ミュンヘンに加えて、サウジアラビアから熱視線が届くリバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアス。昨季はアルネ・スロット体制の1年目で、50試合17ゴール8アシストと好成績を残した。
新シーズンもチームの主軸として活躍が期待される28歳のウィンガーだが、その去就は不透明なまま。移籍市場の初めにはバルセロナが問い合わせを実施し、最近になって、バイエルン・ミュンヘンも獲得可能性を探ったが、リバプールは放出対象ではないと関心を一蹴してきた。
しかし、リバプールにとって事態は悪化する一方。クラブに対して。退団の意思を伝えたとの報道も出回っており、同じく退団が噂されるダルウィン・ヌニェスやフェデリコ・キエーザらとともに、アンフィールドを離れるかもしれない。
海外メディア『Cadena SER』アントン・メアナ記者は、リバプールとコロンビア人フォワードとの間には、8000万ユーロ以上のオファーが舞い込んだ場合には移籍できるという紳士協定が存在していると伝えている。
28歳という年齢、残り契約年数が2年ということを考慮すれば、もしも8000万ユーロを超える移籍金を提示するクラブが現れれば、十分な金額と言えそう。ヌニェスらの売却益ととも、新たなセンターフォワード確保に向けた投資に回せる。
また、そもそもアンフィールドでプレーしたくない選手を強引に留まらせるのは、あまりよくない影響を与える可能性もある。ディアスが不満を露にするタイプとは思えないが、適切なオファーが届けば、売却するのは理にかなった判断となるだろう。
ただし、今回の報道が正確とは言い切れない。選手本人の意思は掴みきれないものの、バルセロナとバイエルン・ミュンヘンの関心は本物。スペインとドイツのクラブは、リバプールが納得する金額を提示し、28歳のウィンガーを手中に収められるだろうか…?
