アルネ・スロット体制でプレミアリーグ連覇を狙うリバプールは、前線の戦力が大幅に入れ替わるかもしれない。ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスは退団濃厚で、フェデリコ・キエーザやルイス・ディアスにも移籍の噂が絶えない。
さらに、ディオゴ・ジョッタの急逝で、もしもヌニェスが退団した場合には、本職のセンターフォワードがいなくなってしまう。当初から新たなストライカーに獲得を狙っていたが、現時点では大きな動きは見られていない。
ただし、ターゲットの精査は進めている。大本命のアレクサンデル・イサクはニューカッスルの要求額が高額すぎで手出しできない。そこで次点として注目が集まっているのが、アイントラハト・フランクフルトのフランス人FWウーゴ・エキティケだ。
英『GIVEMESPORT』によれば、リバプールは同選手獲得に向けた交渉の準備を進めているものの、その動きを本格化させるためには、ナポリが強い関心を示すヌニェスの売却によって予算を確保する必要があるようだ。
所属クラブのフランクフルトは、昨季のブンデスリーガで覚醒した点取り屋を安く手放すつもりはない。8600万ポンドという要求額を引き下げる姿勢を見せておらず、フロリアン・ヴィルツに大金を投じているリバプールだけに、ふたたび高額な出費は避けたい。
財政的なバランスを得るためにも、ウルグアイ人ストライカーをできるだけ高値で売りたいところ。今のところはナポリの提案額が少なく、リバプールを納得させることはできてないが、話し合いは続いており、個人間の契約は問題にならない。
一方、フランクフルトの要求は少々高すぎる印象も強い。昨シーズンこそ48試合で22ゴール12アシストと飛躍したが、パリ・サンジェルマンでは燻っていたため、その継続性は注意深く観察しなければならないだろう。
はたして、リバプールは23歳の長身フォワードに本腰を入れ、ドイツのチームが要求する金額を支払うのか、もしくは交渉でその金額を下げることができるのか…?
