2026年6月までの契約の更新に向けた交渉が続くリバプールとフランス代表DFイブラヒマ・コナテ。とろこが、クラブ側の提案と選手側の要求に開きがあり、現時点ではあまり進展が見られていない。
昨シーズン限りでレアル・マドリード行きを決断したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの二の舞を避けるために、この夏の期間に新契約締結まで達したところだが、その兆しは見えていない。
もしもフランス人センターバックが更新しないと決断した場合、この夏の移籍市場において売却も視野に入れているとの報道も出回っており、移籍先としてリバプールにとっては苦い思いでのあるレアル・マドリードであるとも報じられている。
スペイン紙『Defensa Central』によれば、リバプールはコナテを売却しなければならない事態に備えて、スペインの首都で出番を失いつつあるブラジル代表FWロドリゴをアンフィールドに迎え入れる作戦を練っているようだ。
その作戦とは、イブラヒマ・コナテをマドリードに売却する取引に、ブラジル人のウィンガーも含めるもので、リバプールはコナテに金銭3500万ユーロを加えた内容を検討している模様。
ダルウィン・ヌニェスだけではなく、ルイス・ディアスやフェデリコ・キエーザらの去就が不透明で、なおかつディオゴ・ジョッタを突然の不幸で失い、フォワード陣の枚数に不安が残るリバプールにとっては賢い動きと言える。
24歳の元サントスFWは、2019年の加入以来、270試合で68ゴール51アシストを記録。ブラジル代表でも33試合で7ゴールを奪っており、カルロ・アンチェロッティ前監督時代には欠かせないフォワードとしてプレーした。
しかし、シャビ・アロンソ監督の就任やキリアン・エムバペの加入、ゴンサロ・ガルシアら若手の台頭も相まって、序列が下がりつつある。FIFAクラブワールドカップでは先発はたった1試合で、新監督の信頼が厚いとは言い切れない状況が続く。
プレミアリーグ行きにも前向きと伝えられる同選手には、アーセナルが熱視線を送っており、ノニ・マドゥエケのみならず、ブラジル人ウィンガーにも触手を伸ばすと見られている。
はたして、リバプールは刷新が求められる前線に、どのようなテコ入れを行うのだろうか…?
