ディオゴ・ジョッタの事故死も重なり、リバプールの前線は様変わりするかもしれない。ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスにはサウジアラビアから継続的な関心が注がれており、コロンビア代表FWルイス・ディアスにはバイエルン・ミュンヘンが執着している。
センターフォワードの穴を埋めるため、リバプールはアイントラハト・フランクフルトに所属する23歳FWウーゴ・エキティケ獲得をほぼ内定させている。大本命ターゲットであるニューカッスルFWアレクサンデル・イサク獲得も諦めていないとも伝えられ、さらなる補強が想定される。
一方、ディアスが退団してしまった場合に備えて、リバプールも手をこまねているわけではない。レアル・マドリードで序列が低下しつつあるブラジル代表FWロドリゴの動向を見守っており、アーセナルらとの争奪戦に発展する可能性がある。
フランス紙『L’Equipe』によると、バイエルン・ミュンヘンがこれまでよりも高い金額でのオファーを準備する中、マドリードの24歳フォワードがリバプールの候補者リストの上位におり、後継者としてアンフィールド行きが実現する確率が高いようだ。
カルロ・アンチェロッティ時代には重要な戦力として活躍し、昨季は54試合で14ゴール11アシストを挙げた。爆発的な得点力とまで行かないが、左右のウィンガーやセンターフォワードとしてもプレーできる起用さを持ち合わせており、監督にとっては使い勝手の良い選手だ。
しかし、今季から指揮を執るシャビ・アロンソ監督のシステムにおいて、ヴィニシウスやキリアン・エムバペらとの競争が熾烈になっており、クラブワールドカップでは若き才能ゴンサロ・ガルシアが大躍進した。
このような状況から、新天地を求める可能性も高まっているブラジル人アタッカーだが、一方でクラブへの忠誠心も忘れていない。選手自身もそうだが、スペインのクラブの判断が気になるところだ。
リバプールはディアスの売却において、1億ユーロもの大金を要求している。現時点でドイツ王者がその金額にマッチするとは思えないものの、サウジアラビアからの熱視線が届いており、コロンビア人ウィンガーも退団を希望していることから、最終的にはその移籍金を使って、新たな左ウィンガーを狙うのは大筋の流れだろう。
はたして、昨季はセンターフォワードとしても活躍した28歳のアタッカーは、アンフィールドを離れるのか。そして、その穴を埋めるのはレアル・マドリードの24歳フォワードになるのだろうか…?
