バイエル・レバークーゼンに売却したイングランドU-21代表DFジャレル・クアンサーの代わりになれる即戦力を探すリバプール。また、フランス代表DFイブラヒマ・コナテにも退団の噂が流れており、アタッカーに続き、センターバックも優先度の高い補強ポジションとなっている。
これまでの数多くのディフェンダーへの関心が報じられてきたリバプールだが、トップターゲットは変わっていない。契約期間が残り1年を切ったクリスタル・パレス所属のイングランド代表DFマルク・グエイがリストが最上位にいる。
しかし、現時点ではパレスの要求額とリバプールの評価額で開きがあるため、移籍に向けた話し合いは進んでいない。マージーサイドのクラブは残り期間が短くなった選手に大金を投じる予定はなく、この移籍劇が動くかどうかはパレス側に委ねられている。
海外メディア『The Athletic』のデイビット・オーンスタイン記者は、リバプールのみならず、トッテナム・ホットスパーも争奪戦に加わっていることを伝えつつも、グエイ本人は新シーズンもロンドンで過ごすことにも前向きであるとも付け加えた。
「適正価格であれば、リバプールは彼に強い関心を示している。忘れてはならないのが、1月に一度オファーを出したトッテナムも、依然として争奪戦に参加していることだ。」
「パレス側としては、来夏にフリーで彼を失うよりは今夏に現金化したいだろう。しかし、主導権は選手側が握っている。」
「聞くところによると、クリスタル・パレスでの現状に非常に満足しており、契約満了までプレーし続けることも構わないようだ。クラブとの契約延長は議題に上がっていない。」
「パレスに最大限の敬意を払った上で言うが、マルク・グエイは遅かれ早かれ チャンピオンズリーグのトップレベルでプレーする選手。彼の去就は、移籍市場閉幕までの数週間における大きな物語の一つになるだろう。」
Sky Sports News
リバプールにとっては、プレミアリーグとイングランド代表の両方で実力を証明している25歳のセンターバックは理想的なターゲットと言える。最終ラインを率いるだけのリーダーシップも兼ね備え、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクらととも強固なディフェンスを築けるはずだ。
ただし、レギュラー扱いを求める元チェルシーDFは、この夏の移籍市場において新天地で新たな挑戦に取り組むのか、もしくはオリヴァー・グラスナー監督とともに、プレミアリーグで上位フィニッシュを狙うことになるのだろうか…？