ジャレル・クアンサーがバイエル・レバークーゼンに移籍。さらに、フランス代表DFイブラヒマ・コナテは契約更新で合意できずに、残り契約期間も1年を切った。同選手に対してはレアル・マドリードやパリ・サンジェルマンも関心を示している。
スペイン紙『Galicia Press』によると、今夏での退団も噂されるフランス人センターバックの後継者として、アストン・ヴィラのイングランド代表DFエズリ・コンサが新たなターゲットとして浮上しているようだ。
とはいえ、現時点でリバプールの優先ターゲットは、クリスタル・パレスに所属するマルク・グエイだとされているが、交渉の難航やクリスタル・パレスの強硬な姿勢に備え、プランBとして、コンサの名前が取り沙汰され始めている。
アストン・ヴィラの財務状況は、プレミアリーグのPSR(収益性と持続可能性規則)を満たすために選手売却の必要に迫られているとされており、リバプールにとってはコンサ獲得の好機が到来しているともいえる。
イギリス紙『CaughtOffside』のコラムにおいて、元リバプール選手スタン・コリモア氏は、コンサの獲得を「理にかなった選択」として評価している。また、イブラヒマ・コナテについて「クラブにとって重要な選手ではあるが、ファンダイクやサラーほどではない」と言及。
「給与体系に納得しないなら、リバプールは彼を売却すべきだ」と持論を展開。その上で、コンサについては「非常に良いクラブマン」であり、PSRの影響を受けるアストン・ヴィラにとっても売却は現実的だと指摘している。
27歳のセンターバックは、2019年にブレントフォードからアストン・ヴィラに渡って以降、238試合でピッチに立ってきた。特にここ数年での活躍は目覚ましく、センターバックだけではなく、右サイドバックとしても起用可能だ。
イングランド代表でも12試合に出場し、国際試合でも経験を積んでいる。安定感のあるパフォーマンスを披露する中堅ディフェンダーは、アルネ・スロット監督にとっても重要な戦力になり得るが、トップチームのセンターバックを任せるには少し物足りなさを感じるのも否めない。
総合的な能力においては、やはりマルク・グエイを優先すべきだろうが、もしもパレスが金額を下げなかった場合には、十分に可能性のあるターゲットと言えそうだ…
