昨シーズンをもって、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドは契約満了を決断し、そのままの足でレアル・マドリードに移籍した。クラブワールドカップのために早期合流を臨んだため、多少の移籍金が発生したが、本来得られるであろう金額には到底及ばない。
そして、リバプールには2年連続で主力をフリートランスファーで失う可能性が生じている。2026年6月まで契約を結ぶフランス代表DFイブラヒマ・コナテは、レアル・マドリード行きを希望しているとの報道も流れており、ふたたび因縁の相手に世界でも屈指にディフェンダーを奪われるかもしれない。
しかし、リバプールも手をこまねいているわけではない。条件面を改善した新たなオファーを提示したとも噂されており、26歳センターバックと長期契約を締結することを狙っており、交渉を進めている。
ルイス・スティール記者は、リバプールとマドリードの間で揺れるコナテの去就について注目発言を行い、このままアンフィールドに残るのか、他のクラブに移籍してしまうのかは今のところ五分五分であると主張した。
「ご存知の通り、イブラヒマ・コナテの契約は残り1年となっており、彼が残留するか移籍するかは五分五分な状況だ。」
YouTube channel
万が一にも、フランス代表を手放す場合に備えて、リバプールはクリスタル・パレスのイングランド代表DFマルク・グエイに注目。こちらの選手も契約期間が残り1年になっており、持つ能力よりも安い金額で獲得可能と見られる。
ただし、その獲得のためにはコナテの退団が必須条件。来年のワールドカップ出場に向けて、プレー時間の担保を求めるグエイだが、もしもフランス人ディフェンダーが残留すれば、熾烈なレギュラー争いに巻き込まれてしまう。
はたして、RBライプツィヒでも活躍したコナテは、リバプールでの未来に忠誠を誓うのか、もしくはマドリード含めた他のクラブでのチャレンジを求めるのだろうか…？