ユルゲン・クロップ監督と過ごした2年間は、決定力不足を指摘されながらも2023/24シーズンには54試合で18得点15アシストと見事な数字を記録。攻撃面だけではなく、守備への切り替えや猛烈なプレッシングなどサポーター心をくすぐるシーンも多く作った。
しかし、アルネ・スロット体制では求める役割に適応できずに、この夏には筆頭の放出候補に。一時はナポリとの交渉が進んでいたが、リバプールが要求額を引き下げることはなく、別のターゲットを獲得したため、話し合いは終了していた。
とはいえ、退団濃厚なことは変わっていない。資金力ではサウジアラビアからのオファーを期待するリバプールだが、ナポリ以外にもイタリアから関心が届いており、リチャード・ヒューズSDらクラブ上層部は判断を求められている。
アンフィールドでは決定機を決められないことを批判されることも多かったが、元イングランド代表FWクリス・ワドルはストライカーに必要な能力を兼ね備えていると主張しつつも、まだまだ多ければ30ゴールを挙げられる選手であると発言した。
「ダルウィン・ヌニェスは大柄で、力強く、スピードもある。必要なすべての要素を備えている。彼がイングランドで抱えていた問題は、ゴールを決めることができない点で、それが彼を獲得した理由でもあった。」
「だから、彼を獲得するチームはどこでも、ストライカーとしての振る舞えるポテンシャルがある。心配する必要はない。彼は多くの得点を挙げられる可能性があり、誰もが “結局、どこに行ってもこうなると思っていた” と語るだろう。」
「残念ながら、今年はリバプールで結果を出せていない。アンディ・キャロルはかつて高額でリバプールに移籍したが結果を出せず、その後ウェストハムに移籍して活躍した。」
「ヌニェスにとって、トッテナムやそのようなチームに移籍したいのであれば、リバプールから離れる必要がある。問題なのは、彼を獲得したチームが、サポーターから “なぜ彼を獲得したのか…彼は得点しないし、チャンスを逃すばかりだ” と批判されることだ。」
「しかし、先ほど言ったように、ウルグアイ代表選手であり、非常に優秀だから、新しい挑戦が彼を成長させるかもしれない。」
「新しいクラブで良いスタートを切れば、20〜30得点を挙げられる可能性がある。彼にはそのポテンシャルがある。」
「リバプールでチャンスを逃すのは自信が低いからかもしれないが、プレシーズンのプレストン戦で得点したから、それは彼にとって何の害もない。」
「リバプールのファンは彼の仕事、努力、献身を尊重しているため、彼に成功してほしいと思っている。もし移籍すれば、それが彼のキャリアを正しい方向へ後押しするかもしれない。」
「ただ得点を挙げ始める必要がある。もしそれができれば、非常に才能のあるセンターフォワードとなるだろう。」
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