かねてより退団に近づいていたダルウィン・ヌニェスのリバプールからの移籍が、ついに現実のものとなりそうだ。移籍金5300万ユーロ + アドオンという条件で、サウジアラビアの強豪アル・ヒラルとリバプールがクラブ間合意に達した。
同クラブを率いるシモーネ・インザーギ監督が今夏の最優先ターゲットとして名前を挙げていたヌニェス。一時期はナポリ行きが報じられるも、要求額にも満たず、支払い方法も合意に至らなかったことで、イタリア行きはなくなっていた。
2022年夏にベンフィカから7500万ユーロで獲得したヌニェスは、ユルゲン・クロップ監督の信頼も厚く、2年連続で得点とアシスト数を伸ばしたものの、アルネ・スロット監督のもとでは出場機会が激減し、昨季プレミアリーグでの先発出場はわずか8試合、ゴール数も5に留まった。
また、ウーゴ・エキティケが加入し、ニューカッスル・ユナイテッドからアレクサンデル・イサク引き抜きが噂される中、アンフィールドに残ってもプレー時間は伸びない。来年にはワールドカップも控えており、選手としては新天地でのプレーが好ましい。
海外メディア『The Athletic』によると、最後に残されていた選手のGOサインが、ヌニェス側から出されたことで、リバプールからもメディカルチェックを受けるための渡航を許可されたようだ。
26歳のストライカーは、アル・ヒラルがトレーニングキャンプを敷くドイツに飛び、移籍を完遂するためのメディカルチェックを行う予定だ。
この冬にもサウジアラビア行きが近づいていたヌニェスだが、ついに中東行きを手にした。信頼を寄せ、獲得を熱望したインザーギ監督の指導のもと、同クラブの新たな得点源としてゴール量産の期待がかかっている。
はたして、ウルグアイ人ストライカーは新天地でどのような活躍を見せてくれるのか…?
