この夏の移籍市場で活発な動きを見せるリバプールだが、まだまだその動きを止めるつもりない。最優先事項ではないものの、中盤の層に厚みを加えるためにも、プレミアリーグでも経験豊富なミッドフィルダーに目を向けている。
リバプールは、ユベントスに所属するブラジル代表MFドウグラス・ルイスの獲得に強い関心を示しており、今夏の移籍市場で具体的な動きを見せる可能性が高まっていると、海外メディア『CaughtOffside』が報じた。
かつてアストン・ヴィラでプレミアリーグを戦い抜き、その実力はすでに証明済み。ヴィラ・パークでは通算204試合に出場し、22ゴール24アシストを記録。ヨーロッパカンファレンスリーグでも12試合でピッチに立ってきた。
27歳となった今も中盤での守備力とゲームメイク力に定評のある守備的ミッドフィルダーに対しては、複数のクラブが関心を示している。地元のライバル、エバートンに加えて、マンチェスター・ユナイテッドなど多くのプレミア勢が動向を追っている。
ユベントスはドウグラス・ルイスを新シーズンに向けた構想に含めておらず、ブラジル人MFの売却を視野に入れている。移籍金はおよそ4000万ユーロと報じられており、イングランド勢にとっては、十分に現実的な投資額だ。
ライアン・フラーフェンベルフへの依存度が高いリバプールにおいて、30歳を超えた日本代表MF遠藤航も要所で光るプレーを見せてきたが、レギュラーでの出場は限定的。アルネ・スロット監督にとっては、オランダ代表MFの負担軽減も含めて、面白いオプションになり得る。
ただし、センターフォワードやウィンガー、センターバックなどが補強における優先度は高く、守備的MFに予算を振り分ける可能性は低い。日本代表のキャプテンや、イングランド代表MFカーティス・ジョーンズらも起用できると考えれば、枚数自体は揃っている。
過去にはヴィラで活躍してきたブラジル代表MFがアンフィールドに向かう未来は考えにくいものの、プレミア勢からの関心は絶えておらず、わずか1年でイタリアを後にする可能性は高い…
