リバプールのプレシーズンにおいて、特別な輝きを放っている若手選手がいる。その名前は、リオ・ングモハ。弱冠16歳の若き才能は一回り大きくなった身体と、持ち前のドリブル突破で、対峙するディフェンダーに恐怖を与えている。
ACミラン戦では元イングランド代表DFフィヨカ・トモリ相手にも堂々としたプレーぶりを披露。アジアツアーでもゴールを決めるなど印象的なパフォーマンスを見せると、アスレティック・ビルバオ戦では開始早々の一発で会場をどよめかせた。
まもなく17歳になる逸材は、着実なステップアップを遂げており、同年代のトレイ・ナイオニとともに、今シーズンはトップチームでの出番も増える見込み。カップ戦が中心になるだろうが、一流の選手になるための貴重な経験を積む想定だ。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)は、昨年の夏にリバプールのングモハ獲得を報じた時の裏側を明かし、アンフィールドの関係者からは彼の名前を必ず覚えておくように念を押されていたと告白した。
「13ヶ月前。2024年7月、私は自分のチャンネルで生放送中、皆さんにこう言いました。 “この名前を覚えておいてください、リオ・ングモハ。この才能豊かなウィンガーはチェルシーを離れ、リバプールに移籍する” とね。」
「それは突然のことで、リバプールとリオに関する報道は一切なかった。しかし私は皆さんに彼の名前を覚えておくように言ったのは、リバプールが彼をトップクラスの才能と信じていたからだ。」
「13ヶ月前、このニュースを報じた時、リバプールの関係者から受けたメッセージは “この名前を覚えておけ” というものだった。移籍市場が静かだった最後の時期に、リバプールの誰かが私に “リオ・ングモハは重要な補強になる。お前はいずれ知るだろう” と語った。」
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約1年の時を経て、トップチームでも大きなインパクトを残す選手に成長。とはいえ、まだまだ16歳。フィジカルで前線を封じられることも見受けられ、トップレベルのディフェンダー相手の経験を積み重ねる必要がありそうだ。
ルイス・ディアスが退団し、フェデリコ・キエーザもイタリア復帰が近づている中、若きウィンガーにかかる期待は大きい。過度の期待はいけないと頭では分かりながらも、そのパフォーマンスでチームの勝利に貢献したもらいたいとも思ってしまう…
