ユルゲン・クロップ監督の秘蔵っ子、ハーヴェイ・エリオット。弱冠16歳の頃から大切に育てられ、
レンタルで加入していたブラックバーンで飛躍を遂げた22歳の攻撃的ミッドフィルダーだが、この夏はキャリアにおける決断が求められている。
アルネ・スロット監督の就任によって出番が激減したエリオットは、昨季プレミアリーグでの先発出場はわずか2試合のみ。さらに、初めての先発はリーグ優勝が決まってからと、オランダ人指揮官の信頼が厚いとは言い難い状況が続く。
さらに、フロリアン・ヴィルツの加入でポジション争いは白熱。ドミニク・ソボスライやカーティス・ジョーンズらに加えて、トレイ・ナイオニらもライバルになる見通しで、来夏のワールドカップでイングランド代表入りを狙う元フラムMFにとっては好ましい環境とは言えない。
プレミアリーグやブンデスリーガを始め、多くのクラブが関心を示す中、シャビ・シモンズのチェルシー移籍が迫るRBライプツィヒがエリオット獲得に本腰を入れており、すでに選手側との交渉は進んでいると、独『Sky Sport Germany』フロリアン・プレッテンベルク記者が伝えた。
「ハーヴェイ・エリオットとRBライプツィヒは、すでに個人条件について交渉が進んでいる。数日前に明らかになったように、ライプツィヒは彼を望んでいる。」
「口頭での合意が成立すれば、両クラブ間の具体的な交渉が始まる見通しだ。買取オプション or 義務付きローン、それとも完全移籍?まだ決定はされていない。重要なのは、エリオットがRBライプツィヒ移籍に意欲的なことだ。」
🚨🆕 Harvey #Elliott and RB Leipzig are already in advanced talks over personal terms. Leipzig want him, as revealed days ago.
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) August 6, 2025
Concrete negotiations between the clubs are expected to follow once a verbal agreement is in place. Loan with option, obligation, or a permanent deal?… pic.twitter.com/QTzWFhPjYh
元々は右ウィンガーで、中盤にコンバートされたキャリアを持つだけに、ポジションの柔軟性は高い。右に流れるシーンも多いが、イングランドU-21代表ではゴールに絡む活躍も多々あり、信頼の厚い監督のもとであれば、さらなる高みに辿り着ける可能性は非常に高い。
そもそもポテンシャルは高く、イングランド代表に入っても遜色のないだけの能力を持ち合わせている。はたして、このままドイツ行きが成立し、イングランド人の若手にとって登竜門となっているブンデスリーガで評価を高めることができるだろうか…?
