プレシーズンのおける最後の試合となったアトレティック・ビルバオ戦。ダブルヘッダーの1試合目に先発出場した19歳FWベン・ドークは印象的なパフォーマンスで起用に応えた。チーム2点目のキッカケを作り、オウンゴールになってしまったものの、3点目を誘発させるシュートを放った。
他にも、豪快なミドルシュートなど才能を感じさせるシーンを多く作り、新シーズンではエジプト代表FWモハメド・サラーの控えとしての役割が期待される若手ウィンガーだが、選手本人としてはプレー時間を確保したいのは山々。
当初は放出候補にも挙がっていたスコットランド出身のアタッカーに対して、これまでもノッティンガム・フォレストやエバートン、ボーンマスなど同じプレミアリーグのクラブが熱視線を送っているとの噂が出回っていた。
デイヴィッド・リンチ氏(英ジャーナリスト)は自身のX(旧Twitter)で、スコットランド代表ウィンガーの去就について言及。ウェストハムとウルヴァーハンプトン・ワンダラーズが関心を示していると伝えた。
「ベン・ドークは今夏、ウェストハムとウルブズを含む複数のクラブから強い関心を集めていると報じられている。」
「リバプールは1月にイプスウィッチ・タウンとクリスタル・パレスから2000万ポンドのオファーを拒否しており、このウィンガーは今夏の移籍市場でも同様の注目を浴びている。」
Exclusive: Ben Doak understood to be attracting major interest this summer, with West Ham and Wolves among the clubs keen. Liverpool rejected £20m offers from both Ipswich and Crystal Palace in January and the winger is the subject of similar attention in this window.
— David Lynch (@davidlynchlfc) August 5, 2025
ルイス・ディアスが去り、フェデリコ・キエーザの退団も濃厚な中、ウィンガー陣の枚数を確保するためにも、昨季ミドルズブラで前半戦に好パフォーマンスを見せたスコットランド代表ウィンガーは手元に残しておきたいところ。
スピード感溢れる縦への突破に加えて、最近では左足を使っての切り返しも身に付け、対峙するディフェンダーを困惑させる。昨シーズンはフル代表でもブレークスルーの年となっており、今シーズンはさらなる成長を期待したい。
はたして、19歳の快足ウィンガーはリバプールでの成長を続けるのか、もしくは別のクラブでの新たなチャレンジに歩みを進めるのか…?
