16歳でスコットランドからリバプールに加入した19歳FWベン・ドーク。加入当初からカップ戦に出場するなど将来を嘱望されてきたが、怪我などもありブレークスルーを果たせていない。昨シーズンにはミドルズブラで好パフォーマンスを披露するも、後半戦は負傷でリバプールに戻っていた。
アルネ・スロット監督のもと、新シーズンに向けた親善試合にも出場するスコットランド代表のウィンガーは、アスレティック・ビルバオとの試合では印象的なプレーぶりを見せ付け、エジプト代表FWモハメド・サラーの控えとして期待される。
一方で、同選手には移籍の噂も付き纏う。ウェストハム・ユナイテッドやウルヴァーハンプトン・ワンダラーズも関心を示す中、プレミアリーグ定着を狙うリーズ・ユナイテッドも若きアタッカーに注目していると、海外メディア『The Athletic』のジェームズ・ピアース記者が伝えた。
「リバプールのベン・ドークは、リーズ・ユナイテッドが獲得を検討しているウインガーのひとり。選手本人およびアンフィールドに近い情報筋によると、リーズがこの19歳の選手に関心を示しているとのこと。」
「リバプールは今年1月にこのウインガーに対する約2000万ポンドのオファーを拒否しており、現在も同程度の価値があると評価している。もしその価格帯でのオファーがなければ、チームの戦力として彼を残留させることに前向き。」
左でも右でもウイングから自慢のドリブル突破で、チャンスメイクに貢献するドーク。昨季はスコットランド代表でも活躍を見せ、その波に乗るためにも毎週のようにレギュラーとしてプレーできる環境が理想的ではない。
しかし、リバプールにとって、フェデリコ・キエーザにも退団の可能性がある中、戦力を維持するためにも元セルティックFWをチームに残しておくメリットは大きい。
はたして、リバプールとベン・ドークは今季に向けて、どのような決断を下すのか。また、リーズは要求額を支払う準備ができているのだろうか…?
