この夏の移籍市場において、話題の中心となっているスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク。所属するニューカッスルでは通算109試合で62ゴール11アシストを記録した25歳の点取り屋には、リバプールが急接近中だ。
何度かアプローチや1億1000万ポンドでのオファーを提示済みだが、後継者を確保できていないニューカッスルはすぐに拒否。また、1億5000万ポンドもの移籍金を要求すると見られ、歴代でも最高額の移籍劇になる可能性が高まりつつある。
海外メディア『ChronicleLive』のリー・ライダー記者は、リバプールやニューカッスル、アレクサンデル・イサクの3者を巡る動きについて言及すると、当初の金額より低い、1億3000万ポンドとボーナスで移籍が成立する可能性を示唆した。
「まず、ニューカッスルはイサクの後釜となれる新たなストライカーを探し続けている。仲介人によってマグパイズに提案された最新のターゲットはベンフィカのヴァンゲリス・パヴリディスだが、彼はあくまでリストのひとりに過ぎない。」
「また、ニューカッスルはイサクに対する増額されたオファーをまだ受け取っていない。リバプールからの最後のオファーは8月1日のものだ。そのオファーは約1億1000万ポンド相当だったが、即座に拒否された。」
「次に必要なのは、より高額なオファーだ。1億5000万ポンドという話も出ていますが、代理人筋からは1億3000万ポンド + アドオン で事態を打開できるかもしれないとの見方も示唆されている。」
「いずれにせよ、イサクには “真剣なオファーがなければ、移籍はない” と突きつけられている。それまでは、イサクがスパイクを履いてヴィラ・パークでの試合に向けたトレーニングに参加し、ふたたびニューカッスルのためにプレーする扉は開かれている。しかし、彼はこのプレシーズン中、そういったことには全く関心を示してこなかった。」
プレミアリーグ開幕が迫る中、ニューカッスルのトップチームと離れ、ひとりでのトレーニングを強いられているスウェーデン人ストライカー。高い決定力は誰の目にも明らかで、アルネ・スロット時代の最前線を任せるのに適切すぎる人材と言える。
はたして、アンフィールドでのプレーを熱望するイサクは、念願のリバプール移籍を手にすることはできるのだろうか…?
