両サイドバックや攻撃的ミッドフィルダー、センターフォワードを獲得してもなお、リバプールはニューカッスル・ユナイテッドからスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクに執着しており、プレミアリーグでも歴史に残るであろう移籍金を準備している。
ただし、ニューカッスルが後釜を確保できず、動きがあまり見られない状況とは別に、リバプールは補強すべきポジションのセンターバックの強化を加速させている。クリスタル・パレスのイングランド代表DFマルク・グエイへの接触を進める中、パルマの18歳DFジョヴァンニ・レオーニ獲得にも迫っている。
インテル・ミラノからの関心を寄せるも、パルマが要求していた4000万ユーロという高い壁が立ちはだかった。イタリア代表やパルマ、ACミラン、アトレティコ・マドリードなどを率いてきたアリゴ・サッキ氏は、リバプールが具体的な行動に移せて、イタリアのクラブが競合できない現状を嘆いた。
「リバプールにとって素晴らしい補強になるだろうし、彼はプレミアリーグで大成する可能性を秘めている。」
「セリエAのビッククラブが彼を逃しているのは残念だ。一方で、このニュースを聞いて非常に嬉しく思うし、もう一方では少し腹立たしくもある。」
「説明させてもらうと、イタリア人選手がリバプールのような一流クラブから評価を受けていることは嬉しいが、外国のクラブではなく、ACミランやインテル・ミラノ、ユベントス、ナポリといったクラブが彼の獲得を争っていてほしかった。」
「イタリアのクラブはイギリスのクラブと同じ資金力を持っていないと言われている。それは確かにその通りだが、私はこう付け加えたい。なぜイタリアではイングランドのようにサッカービジネスが活用されていないのか？なぜイタリアのクラブにとって4000万ユーロのディフェンダー獲得がそれほど複雑なのに、リバプールは躊躇わないのか？」
「この移籍が成立するかどうかは見守る必要があるが、いずれにせよ、レッズがこの若者を確保すれば素晴らしい補強になると感じている。私は昨シーズン後半、好奇心と関心を持って彼を追いかけてきた。」
「レオーニはまだ18歳だが、真面目で勤勉で、謙虚、そして非常に意志の強い若手選手だと聞いている。サッカー選手のキャリアにおいて、性格は極めて重要であり、気質も同様だ。」
「この2つの資質が備わっていれば、特に問題なく道のりを進むことができる。レオーニは良いスタートを切っているように思える。結局のところ、リバプールのような欧州の一流クラブが執拗に彼を追い求めているのには理由があるはずだ。我々が話題に出しているのは間違いなく才能ある選手ななんだ。」
Gazzetta dell Sport