昨シーズンが終了する前からリバプールとの関係が噂に挙がっていたオリンピック・リヨンのベルギー代表FWマリック・フォファナ。同クラブでは通算63試合で15ゴール8アシストを記録した小柄なウィンガーには、同じくマージーサイドのエバートンも関心を示している。
エバートンについては3150万ポンドというオファーを提示しつつも、リヨンに拒否された経緯があり、リバプールよりも関心度は高そうだ。とはいえ、レッズの興味も衰えておらず、コロンビア代表FWルイス・ディアスが退団した左ウイングの強化策として注目している。
現時点では、リバプールの視線はニューカッスルFWアレクサンデル・イサクとクリスタル・パレスのイングランド代表DFマルク・グエイに向いており、フランス方面に注がれる可能性は非常に低い。
プレミアリーグへのステップアップを狙うとも言われる20歳のウィンガーは、ランスとのリーグ・アン開幕戦に出場した後に自身の去就について発言。今後何が起こっても不思議はないと口にしつつも、リヨンを去りたいわけではないとも強調した。
「僕がこのままリヨンに残留するか?難しい質問だね。サッカーの世界では、何が起きてもおかしくない。」
「もし僕が残るとしたら、それはリヨンに残ることを幸せに思っているからだ。ただそれだけだよ。これからどうなるか見てみよう。」
「別にクラブを去りたいわけではない。ただ、もし良いオファーがあれば、その時は考えるかもしれない。」
イサクの獲得に失敗した場合には、ウィンガーに注目するとも言われるリバプール。パリ・サンジェルマンのフランス代表FWブラッドリー・バルコラらもターゲットとして報じられており、フォファナがどこまで評価されているかは掴みにくい。
また、若きFWリオ・ングモハの才能を評価しており、成長を阻害するつもりはない。今季はトップチームでの出番も増える見込みで、まだまだ欧州を代表する、もしくはトップリーグで結果を残し続けているとは言い難いフォファナに白羽の矢を立てる可能性は低いようにも思える。
はたして、リバプールやエバートンはベルギー代表の若きウィンガーに本格的に動くのだろうか…?
