プレミアリーグの開幕戦で、途中出場から決勝弾を叩き込んだリバプールFWフェデリコ・キエーザ。これまでは放出候補筆頭と見られ、アジアツアーにも帯同せずに、イタリア復帰のプランの練っていると思われた。
しかし、ルイス・ディアスやベン・ドークらウィンガー陣の退団に伴い、アタッカー陣の枚数が足りないこと、また決勝点を奪い、アンフィールドでふたたびその存在感を示したことで、今夏での移籍はなくなったはずだった。
海外メディア『Caught Offside』によると、移籍マーケットの期限が迫る中、フラムがリバプールで控えに甘んじる元イタリア代表ウィンガーに関心を示しており、ウィンガーポジションを強化するためのターゲットとして急浮上したようだ。
アルネ・スロット監督の初年度にリバプールに加わったものの、シーズン前半はコンディションが整わず、ほとんどトップチームに帯同せず。シーズン途中からカップ戦などを中心に出場するも、オランダ人指揮官の信頼を勝ち取ったとは言い難い状況が続いていた。
そのこともあって、今夏での退団は避けられないと言われてたが、その可能性は日に日に減少しており、リバプールがスーパーサブになり得るアタッカーを手放すとも思えない。
これまでACミランやナポリ、アタランタらセリエA勢がこぞって関心を示すも、母国復帰は実現しなかった。ウィンガーだけではなく、センターフォワードとしても起用される中、スロット監督が同選手を売却するわけもない。
さらに、ジョヴァンニ・レオーニが加わったことで、イタリア人の先輩として、またリバプールの先輩としてもイングランドでの生活を手助けする役割も生まれており、放出のリスクは以前よりも高まっている。
フラムがよほどの金額を積まない限りは移籍が成立するとは思えないが、移籍期限までに何かしらの動きはあるのだろうか…?
