リバプールは積極的な補強で、将来に向けたチーム作りを進めている。ユルゲン・クロップ政権からの完全な脱却の途中で、ジェレミー・フリンポンやミロシュ・ケルケズ、フロリアン・ヴィルツ、ウーゴ・エキティケら多くが加わる一方で、数多くの選手がチームを去った。
しかし、リバプールの補強熱は冷めていない。ニューカッスル・ユナイテッドのスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクには引き続き熱視線を送っており、若干手薄感も残る前線の強化を狙っている。
現役時代にはリバプール一筋でプレーし、イングランド代表としても活躍したジェイミー・キャラガー氏は、アレクサンデル・イサクについて来週の頭までに決着が付かなければ、今夏での獲得を諦めるべきと語りつつも、前線にはさらなる補強が必要であることを強調した。
「もしアレクサンデル・イサクが来週初頭までにリバプールの選手になっていなければ、彼とアルネ・スロット監督は、今夏の移籍市場での移籍はないと受け入れなければならない。」
「これまでのリバプールの補強戦略は称賛に値するが、今後数日がタイトル防衛の鍵を握るだろう。」
「モハメド・サラー、コーディ・ガクポ、そしてウーゴ・エキティケという3人だけでは、プレミアリーグのタイトルを守ることはできない。特にサラーが12月にアフリカネイションズカップで離脱することを考えると、前線に少なくとももう一人、できれば二人、トップクラスの選手がいなければ、彼らだけで得点への重圧を背負うことは不可能だ。」
The Telegraph
この夏の移籍市場を通じて、夢のターゲットとしてリバプールが追い求めた25歳の点取り屋。セント・ジェームズ・パークでは通算109試合で62ゴール11アシストを挙げてきたが、現時点で所属クラブとの関係は最悪だ。
エディ・ハウ監督はエースをチーム練習から外す一方、イサクはアンフィールド行きを熱望し、クラブにも売却を許可するように要請している。先日には自身のSNSで、クラブに約束を破られたと告白するも、クラブ側はその事実はないと反論しており、泥沼化している。
現状では代役も確保できていないニューカッスルだけに、イサクを手放すとは思えないが、チームに不満を抱える選手を残留させるデメリットも考えなければならない。
はたして、リバプールやニューカッスル、イサクを取り巻く環境はどのような方向に向かうのだろうか…？