今夏の移籍市場が開幕する前には、夢物語とも思われたニューカッスル・ユナイテッドFWアレクサンデル・イサクのリバプール行きが現実味を帯びている。選手側はアンフィールド移籍を熱望し、クラブとの関係も冷え切っている。
一方で、ニューカッスルはフォワードの枚数が足りない状況が続く。ジョアン・ペドロやウーゴ・エキティケ、ベンヤミン・シュシュコらのターゲットはそれぞれ別のクラブを選び、ヨアネ・ウィサやイェルゲン・ストランド・ラーセン獲得にも苦戦している。
後釜が取れればという条件でイサクの売却にも応じるとの報道も出る中、ニューカッスルの台所事情が芳しくない。それでも閉幕の時間は迫っており、後継者なしで放出するか、イサクとの関係改善に努めるかが焦点になっている。
サッカージャーナリストのベン・ジェイコブズ氏は、イサクの去就について言及し、もしもニューカッスルが手放す判断をした場合、1億2000万ポンド前後の支払いをリバプールが準備していると伝えた。また、最終判断は現地入りしているヤシル・アル・ルマイヤン会長に委ねられているとも報じた。
「アレクサンデル・イサクの状況が最終局面に向かっている。」
「リバプールはニューカッスルからの明確なサインがない限り、再びオファーを提示することはない。この時期でのサインとは、いわゆる再オファーだけではなく、合意への実行可能な道筋が示されることを意味する。」
「今夜の試合前に何かが起こるとは誰も予想していなかった。リバプールは、最初の1億1000万ポンドのオファーを値切っているとは考えていない。このオファーは全額が固定費であり、そのカテゴリーでは英国記録だった。しかし、すぐにきっぱりと拒否されたため、リバプールはそれ以来、新たなオファーは出さないという姿勢を貫いている。」
「もし再びオファーを出すとしても、リバプールは1億2000万ポンド前後を支払う用意がある。1億5000万ポンドという金額が直接引用されたことはなく、その金額に達する、あるいは近づくという見込みもない。リバプールは、そのような金額を支払うことは市場を歪め、将来の取引における彼らの立場を弱めることになると考えている。」
「ニューカッスルは引き続きストライカーを探しているが、情報筋によると、ヨアネ・ウィサやイェルゲン・ストランド・ラーセンはカラム・ウィルソンの後釜であり、イサクの代わりではないという。」
「他にもいくつかのターゲットが検討されている。ニューカッスルは、この夏の大部分で、イサクが新契約にサインせずに残留することは維持不可能だと感じてきた。それでも、彼がチームに戻ることを決めた場合、新たな契約を提示する準備はできている。」
「ヤシル・アル・ルマイヤン会長は現在ニューカッスルにおり、最終的な決断を下すようだ。」
Alexander Isak situation heading into the final days.🇸🇪
— Ben Jacobs (@JacobsBen) August 25, 2025
– Liverpool won’t bid again without encouragement, which can now be defined this late in the window as a viable pathway to a deal rather than just an invitation to bid again.
– Nothing was ever expected to happen before the… pic.twitter.com/WE82gikkRE