昨年の夏、チェルシーを後にして、リバプールに加わった若き才能リオ・ングモハ。今シーズンはプレシーズンで印象的なプレーを繰り返し、アルネ・スロット監督の信頼も増し、オランダ代表FWコーディ・ガクポの控えとして期待されている。
そして、早速結果を残した。プレミアリーグ第2節のニューカッスル・ユナイテッド戦。相手が退場者を出したにも関わらず、苦戦を強いられたリバプールは、2点リードから同点まで追いつかれた。
試合終了のホイッスルも迫る中、アディショナルタイムの96分に投入された16歳の左ウィンガーがチームを勝利に導く。100分にモハメド・サラーのパスに対し、走り込んだドミニク・ソボスライがスルーすると、その後で完全フリーになっていたングモハがゴールに叩き込み、劇的な白星を手に入れた。
このシュートを大絶賛したのが、ニューカッスルのレジェンドでもある元イングランド代表FWアラン・シアラー。まるで20代後半のキャリア全盛期の選手が決めるようなフィニッシュだったと語り、褒め称えた。
「なんてフィニッシュだ。…信じられない!あのフィニッシュは。」
「そこに至るまでのビルドアップも素晴らしかったし、その後の軽いループもね。正直、あれは経験豊富な28歳の選手が、全盛期に見せるようなフィニッシュだった。」
「彼は落ち着いて、いとも簡単に決めた。本当に素晴らしいフィニッシュだった。残念ながらね。ニューカッスルの選手にとっても、ファンにとっても、試合を終えるにはあまりにも残酷な方法だったよ。」
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まもなく17歳の誕生日を迎えるロンドン出身の才能の塊は、今季プレミアリーグで飛躍の年を迎えるかもしれない…
