トレント・アレクサンダー=アーノルドの退団に伴い、空席となっていたリバプールの副キャプテンのポジション。オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクとともに、チームを引っ張る同役割について、アルネ・スロット監督がスコットランド代表でも主将を務めるアンディ・ロバートソンを任命したと発表した。
2017年の夏、ハル・シティからリバプールに加入した左サイドバックは、豊富なスタミナでアップダウンを繰り返した。積極的な攻め上がりで数多くのアシストも記録し、プレミアリーグでも新たなサイドバックの立ち位置を築いた。
現在31歳になったディフェンダーには、アトレティコ・マドリードも関心を示していたが、アンフィールドに留まる。契約が残り1年となっており、契約更新するかどうかも注目が集まっているが、最低でも1年間は副キャプテンとして精神的な支柱を任された。
記者団との会見で、オランダ人指揮官はロバートソンを任命したことを明かし、その理由にも触れた。ピッチ上で優れた選手であること、勝利に必要となる要素を知っていること、そして、クラブの文化を熟知していることが今回の決断に影響したと告白した。
「ロボだ。」
「彼はここに何年もいて、リーグ優勝を2度経験している。昨シーズンはフィルジル、トレント、ロボ、そしてモウだった。トレントが去ったので、彼がキャプテンになることにはたくさんの論理的な理由がある。」
「非常に優れた選手で、多くの試合に出て、何が必要かを知っている。この文化、そしてクラブやロッカールームの文化も理解している。」
「ピッチで見せるすべてのクオリティとは別に、彼はこのクラブが持つ文化においても大きな役割を担っている。それは、昨シーズン何度も言ったが、ユルゲン(・クロップ)から受け取った最大の贈り物だった。」
「もし私がいつかこのクラブを去るとき、後任が同じ文化を持てるように、これは絶対に守り続けなければならないものだ。」
