アルネ・スロット監督の就任に伴い、昨シーズンは負傷で離脱していた期間もあったが、イングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオットにとって、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ含めてわずか822分間と決して満足の行くプレー時間を確保できたわけではない。
さらに、この夏にはドイツ代表FWフロリアン・ヴィルツが加わり、攻撃的ミッドフィルダーのポジション競争は熾烈を極める。ドミニク・ソボスライやカーティス・ジョーンズらも在籍しており、右ウイングにもモハメド・サラーが君臨している関係上、途中出場がメインとなる。
来夏のワールドカップでイングランド代表に選ばれるためにもプレー時間を確保したいエリオットは、リバプールへの愛を語りつつも、移籍を視野に入れている。退団濃厚とも言われたが、スロット監督は貴重な戦力とみなしているとも報じられており、ここにきて移籍に黄色信号が灯った。
ドイツ人のスポーツジャーナリスト、フィリップ・ヒンツェ氏はエリオットを巡る最新情報を共有し、移籍先筆頭のRBライプツィヒが狙いを定め続けているものの、リバプールの要求額も相まって、交渉は順調ではないようだ。
「RBライプツィヒは、ハーヴェイ・エリオットの獲得をまだ諦めていない。エリオット本人が前向きな姿勢を見せているにもかかわらず、金銭的な面で交渉は難航している。ライプツィヒにとって、この取引は非常に難しいものだ。クラブはクレイジーな金額を支払うつもりはない。」
「一方、ライプツィヒは、移籍市場閉鎖前にデンマーク代表FWコンラッド・ハーダーの獲得を完了させたいと考えている。」
「以前報じられたように、ライプツィヒはすでにハーダー本人と基本合意に達している。スポルティングに対するオファーは、ボーナスを含めて2000万ユーロをわずかに超える金額だ。ストライカーのポジションには他の選択肢もあるが、ハーダーが最優先ターゲットであることは明確。」
🔴 RB Leipzig have not yet given up on the potential transfer of Harvey Elliott. However, it remains complicated. Financially, it is still difficult to pull off – even though the player has sent positive signals. A challenging deal for Leipzig, difficult to execute. Leipzig will… pic.twitter.com/PdF2POouLU
— Philipp Hinze (@philipphinze24) August 30, 2025
トッテナム・ホットスパーに移籍したオランダ代表MFシャビ・シモンズの後継者として、リバプールの22歳の攻撃的MFに狙いを定めているが、現時点では目立った動きは見られていない。
シモンズやベンヤミン・シェシュコら売却で得た資金を使えば問題なさそうだが、はたしてエリオットはアンフィールドを離れ、ブンデスリーガでの挑戦に歩むのだろうか…?
