ニューカッスル・ユナイテッドとの関係が悪化する一途だったスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクがリバプール行きが決定した。一方で、同じくリバプール行きが目前まで迫っていたクリスタル・パレスDFマルク・グエイは、最終的にロンドンに残留した。
代役を確保できずに、パレスが移籍をギリギリのタイミングで拒否した形だったが、イングランド代表DFは2026年6月までと現行契約の期限が迫っており、契約更新には否定的な立場を取っている。来夏でのフリートランスファーが濃厚だ。
現役時代にはチェルシーやミドルズブラで活躍した元オランダ代表FWジミー・フロイド・ハッセルバインクは今回のパレスの判断を猛烈批判。リバプールに限らず、昨夏にも移籍の噂があった選手だけに、後継者確保をせずに、移籍金を逃した決断をひどいビジネスと切り捨てた。
「問題は、この状況はクリスタル・パレスに長らくつきまとっていたことだ。」
「マルク（・グエイ）が移籍する話は、今回が初めてではない。それなのに、なぜ後任が準備されていなかったんだ？なぜ誰もスタンバイしていなかった？」
「なぜ、半年か1年前に7000万ポンドの移籍金を逃し、今度は3500万ポンドのオファーを拒否したんだ。彼は絶対に新契約にサインしないし、確実に試合に出場するだろう。」
「イングランド代表としてアメリカでのワールドカップ出場を望んでいる。だから試合に出るだろう。結果的に、彼らは何も得られずに終わる。」
「クリスタル・パレスのようなクラブにとって、これはひどいビジネスだ。ただのひどいビジネスだよ。」
Sky Sports
リバプールにとっては、センターバック陣の層こそアップできなかったが、来夏に移籍金なしで獲得できる可能性が出てきた。ただし、獲得が内定しているわけではなく、レアル・マドリードらも関心を示していると報じられており、熾烈な争奪戦を勝ち抜かなければならない。
今回の一件に不満を抱いているとも言われるグエイだが、今シーズンどのような活躍を見せてくれるのだろうか…？