2023年の冬、リバプールに加入したオランダ代表FWコーディ・ガクポ。当初はセンターフォワードやミッドフィルダーなどでも起用されるものの、アルネ・スロット監督は左ウイングに固定すると、得点とアシストの両面で本来の姿を取り戻した。
アンフィールドでは通算132試合に出場し、42ゴール19アシストを記録している元PSVアイントホーフェンのウィンガーには、今夏の移籍市場においてバイエルン・ミュンヘンからの関心が報じられた。
具体的な交渉に進むことはなく、バイエルンは二転三転した後に、リバプールで同僚だったコロンビア代表FWルイス・ディアスに白羽の矢を立てた。プレシーズンでのリオ・ングモハの大活躍もあって、主力ウィンガーの売却が容認された格好だ。
この移籍劇について口を開いたガクポは至って冷静に、興味を持っていたが、結果的にはコロンビア人フォワードにターゲットを変えたと述べた。一方で、元々クラブ側に対して、自分も家族もマージーサイドでの生活に満足しているとも伝えていたようだ。
「僕が理解している限りでは、彼ら(バイエルン)は来たが、結局ルイス・ディアスを獲得することになったということ。」
「僕はすでにクラブに、自分も家族もイングランドで幸せだと伝えた。ここを故郷だと感じており、サッカーそのものとは別に、それはとても重要なことだと思う。」
「今回のような移籍市場は非常に慌ただしくなることがある。」
「もし将来が不透明なままだと、非常に難しい話になってしまう。」
ESPN
2025年8月30日には、2030年6月までの新契約を締結し、リバプールに将来を誓ったガクポ。徐々にモハメド・サラーからの脱却を図る攻撃陣において、26歳のウィンガーには昨季を超えるようなパフォーマンスが期待される。
はたして、オランダ代表でも40試合で15ゴールを挙げる長身のアタッカーは、リバプールでレジェンドに加わるだけのパフォーマンスを披露できるだろうか…?
