今夏の移籍市場の最終日に、ニューカッスル・ユナイテッドからスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクを獲得したリバプール。フロリアン・ヴィルツを上回る移籍金を支払い、プレミアリーグでも実績十分なストライカーを手中に収めた。
イサク同様に、アンフィールド行きが濃厚になっていたのが、クリスタル・パレスのイングランド代表DFマルク・グエイ。メディカルチェックまで済まし、必要な書類も取り交わしたにも関わらず、ギリギリでパレス側が後釜を確保できないことを理由に、直前まで迫った移籍を阻止した形だ。
今回の件には、グエイ本人も不満を示しているとも言われる中、英『Sky Sports』のカヴェ・ソルヘコル記者がリバプール移籍破談について言及。スティーブ・パリッシュ会長は、中止にした理由を対面で説明し、クラブのキャプテンに誠意ある対応を行ったようだ。
「今夏の移籍市場で注目を集めたクリスタル・パレスの選手は、エベレチ・エゼとマルク・グエイだけではなかった。パレスは移籍期限が閉まる直前まで複数のクラブから関心を集めていたジャン=フィリップ・マテタとダニエル・ムニョスを、巧みに引き留めた。」
「マテタに対しては、今夏の早い段階でチャンピオンズリーグ出場クラブから最大5000万ポンドのオファーがあったが、パレスはこれを拒否した。また、移籍期限日にはトッテナム・ホットスパーからの問い合わせもあったが、正式なオファーはなかった。最終的にトッテナムはパリ・サンジェルマンからランダル・コロ・ムアニをローンで獲得した。」
「マテタには他にも、アタランタ、ACミラン、ユベントス、そしていくつかのプレミアリーグのクラブが関心を示していた。マテタは今やプレミアリーグで最高のNo.9のひとりとしての地位を確立している。他のクラブからの関心にもかかわらず、彼は夏の間ずっと、パレスでのトレーニングとプレーに全面的に集中していた。」
「一方、パレスのスティーブ・パリッシュ会長は、移籍期限日の午後4時にマルク・グエイのリバプールへの3500万ポンドでの移籍を中止することを決定した。その理由は、パレスが後任の選手を確保できなかったからだ。パリッシュ会長は、午後7時の移籍市場閉鎖後、グエイとその家族と直接会って、なぜ移籍を中止したのかを説明し、キャプテンへの敬意を示した。」
Eberechi Eze and Marc Guehi were not the only Crystal Palace players in demand this summer. Palace did well to keep players such as Jean-Phillipe Mateta and Daniel Munoz who attracted a lot of interest from rival clubs before the window closed on Monday. Palace turned down bids…
— Kaveh Solhekol (@SkyKaveh) September 4, 2025
