ASローマからリバプールに加入して以来、リバプールの守護神として堅牢な守備で、ユルゲン・クロップ政権で数々のタイトルを勝ち取ってきたブラジル代表GKアリソン・ベッカー。純粋なキーパー能力だけでなく、足元やパス、フィード、飛び出しにも優れ、現代的なGKを代表する選手のひとり。
ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを獲得した今シーズンも、守護神の座を譲っておらず、最後尾からチームを支え続けている。
ブラジル代表でも75試合に出場しており、国際舞台でも輝かしいキャリアを持つ同選手に対して、ブライトンに在籍していた頃のアレクシス・マック・アリスターは何がすごいかわからなかったと語った。
「ブライトンにいた頃、僕は彼に言ったんだ。 “君の何がすごいのか分からなかった。正直、高く評価していなかったよ” とね。」
「もう、まいったね!認めざるを得ない。最高だ。彼とディブ(エミ・マルティネス)、それに(ティボ・)クルトワが最高だね。」
ESPN
2023年夏、アレクシス・マック・アリスターはブライトンからリバプールへ移籍した。移籍金はたったの3500万ポンド。アルゼンチン代表としてカタールW杯を制したばかりの彼は、プレミアリーグ屈指の中盤補強として注目を集めた。
移籍初年度から中盤の主力として活躍し、2024-25シーズンのプレミアリーグ優勝にも貢献した。彼の創造性と守備意識は、リバプールの攻守のバランスを整える重要な要素となっている。そして、その適応を加速させたのがアリソンとの関係。
南米出身という共通点もあり、二人はピッチ内外で強い絆を築いている。マック・アリスターは冗談交じりに “まだバーベキューに招待されていない” と笑うが、この軽口こそがリバプールのロッカールームに漂う温かさと結束力を象徴している。
ダルウィン・ヌニェスやルイス・ディアスらいつも一緒にいた選手たちが去ったいま、アリソンとの関係値が深まる可能性もある。どちらもリバプールに欠かせない選手だけに、プレミアリーグ連覇やチャンピオンズリーグ制覇にふたりの力を合わせてくれることを期待している…
