フロリアン・ヴィルツやジェレミー・フリンポン、ミロシュ・ケルケズら即戦力級を獲得したリバプールは、両サイドバックの刷新だけではなく、攻撃陣の刷新にも着手。アレクサンデル・イサクとウーゴ・エキティケという2枚のストライカーをアンフィールドに連れてきた。
移籍金的にも豪華なスウェーデン代表FWとフランス代表FWだが、その序列は気になるところ。エキティケが左ウイングで起用される可能性も指摘される中、英『BBC Radio 5 Live』ジュリアン・ローレンス記者は、プレミアリーグでも実績十分なイサクが優先であることは間違いないと明かした。
「いや、そんなことはないだろう。」
「リバプールはまずイサク獲得のためにニューカッスルにアプローチしたが、門前払いされた。イサクがチームとの練習を拒否してストライキを起こす前の話だ。その後、リバプールは(ウーゴ・)エキティケに方針を転換した。」
「エキティケは当初イサクの代役、あるいはイサクの移籍話がなくなった場合に共にプレーする選手として、ニューカッスルに向かう途中だった。」
「イサクのコンディションが整えば、エキティケがベンチに回ることは分かっていた。それは明らかなことだった。」
「彼らが一緒にプレーできるか?もちろん可能だ。エキティケを左サイドで先発させることもできるが、そこは本来のポジションではない。」
「チームに入るのはエキティケかイサクのどちらかであり、イサクがフィットしていれば、エキティケがイサクを差し置いて起用されることは決してない。」
ニューカッスル時代には、プレミアリーグで通算86試合54ゴール10アシストを記録しており、そのフィニッシュ精度は誰もが認めるところ。得点力だけではなく、周りとのリンクアッププレーもお手のもので、ヴィルツやモハメド・サラーらとの連携には期待がかかる。
一方、エキティケはコミュニティ・シールドからプレミアリーグ2戦目まで立て続けにゴールを決め、ゴール前での決定力を見せ付けた。イングランドのインテンシティの高さに苦戦するシーンも見受けられ、まだまだ慣れる段階と言って過言ではない。
はたして、大幅に入れ替わったリバプールの攻撃陣は、プレミアリーグ連覇に導けるのだろうか…?
