バイエルンがグエイ代理人と会談、リバプールとマドリードを巻き込む夏のフリー移籍争奪戦が開幕

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マルク・グエイを獲得できたと思っていた...リバプール会長が今夏の移籍市場を振り返り、本音を吐露! 移籍

クリスタル・パレスのキャプテンであるマルク・グエイが、2026年6月の契約満了とともにセルハースト・パークを去ることがほぼ確実となった。オリバー・グラスナー監督は先週、グエイが契約延長を拒否したことを公式に認め、イングランド代表DFの未来は完全に宙に浮いた形となっている。

そして、この25歳のセンターバックをめぐる争奪戦は、すでに水面下で激しさを増している。独『Sky Germany』のフロリアン・プレッテンベルク氏によると、バイエルン・ミュンヘンのスポーツディレクター、マックス・エーベルは今週、ミュンヘンでグエイの代理人と会談を行ったという。この動きは、リバプールやレアル・マドリードといったライバルたちに対して、早くも攻勢をかけ始めたことを意味している。

グエイにとって、今シーズンは複雑な感情が入り混じったものとなっている。今夏の移籍市場最終日、リバプールへの移籍がほぼ決定的だった。3500万ポンドでの合意が成立し、メディカルチェックの一部も完了していた。

しかし、パレスが代わりとなる選手を確保できなかったため、グラスナーが移籍にストップをかけた。一部の報道によれば、グラスナーは当時、グエイが売却されれば辞任すると脅したとも伝えられている。

結果として、グエイはパレスに残ることになったが、彼の心はすでに次のステップを見据えていた。グラスナー自身が認めたように、グエイはクラブに対して「何か違うことに挑戦したい」と伝えており、契約延長の意思がないことを明確にしている。

リバプールがグエイを必要としている公然の事実。フィルジル・ファンダイクは依然としてチームの守備の要だが、34歳という年齢を考えれば、クラブは彼の後継者を育成する段階に入らなければならない。

グエイは、その役割を担うために理想的な選手である。プレミアリーグでの豊富な経験、フィジカルの強さ、そして冷静なビルドアップ能力は、アルネ・スロット監督が求める現代的なセンターバック像にぴったり。イングランド出身の選手であり、ホームグロウン枠を埋めることができるという点も大きなメリットだ。

しかし、リバプールの立場は決して有利ではない。FIFA規則により、海外クラブは2026年1月からグエイと直接交渉を開始できるが、プレミアリーグのクラブは夏まで正式なアプローチができない。

つまり、バイエルンやレアル・マドリードは、リヴァプールよりも6ヶ月早く契約交渉を進めることができるのだ。この時間的なアドバンテージは、交渉において決定的な違いを生む可能性がある。選手が他のクラブとの合意に近づいている中で、リバプールが後から参入しても、すでに手遅れになっているかもしれない。

さらに、リバププールは1月の移籍市場でグエイを獲得する可能性も残されているが、それには課題がある。パレスは今季、クラブ史上初のFAカップ優勝を成し遂げ、ヨーロッパでの戦いにも挑んでいる。

グラスナーにとって、シーズン途中でキャプテンを失うことは避けたいはずだ。もちろん、パレスが1月に売却を決断すれば、少なくとも移籍金を得ることができる。しかし、グエイはシーズン終了までパレスに残り、フリートランスファーで退団する見込みが高い。リバプールがこの夏の失敗を取り戻すためには、戦略的かつ迅速な動きが求められる。

グエイがどのクラブを選ぶかは、単に給与やクラブの規模だけで決まるものではない。彼は信仰心の厚い選手として知られており、家族との絆も深い。両親や3人の妹と暮らしており、謙虚で控えめな性格の持ち主だ。

プロジェクトの魅力、プレースタイルの適合性、そして生活環境といった要素が、彼の決断に大きく影響するだろう。リバプールにとっては、プレミアリーグでのキャリア継続という利点を強調することが鍵となる。しかし、バイエルンやマドリードのブランド力と、チャンピオンズリーグでの安定した成功は、どんな選手にとっても魅力的な要素になり得る。

ファンダイクだけに限らず、イブラヒマ・コナテも契約満了でチームを離れる可能性もあるリバプールにおいて、センターバック補強はいますぐにでも着手しなければならない課題であり、ゴメスもACミラン行きが近づいていた背景も踏まえれば、最低でもセンターバック2枚が必要となる。

はたして、来夏に目玉選手のひとりとなるグエイは、アンフィールドでの未来を描くのか、もしくはドイツやスペインでの新たなチャレンジに歩みを進めるのだろうか…?

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