フリー移籍目前のポルトガル人DFディオゴ・レイテにリバプールが照準か!?

スポンサーリンク
フリー移籍目前のポルトガル人DFディオゴ・レイテにリバプールが照準か!? 移籍

リチャード・ヒューズSDにとって、この夏の移籍市場は苦い記憶として刻まれている。クリスタル・パレスとの交渉が土壇場で破談に終わり、マルク・グエイの獲得は幻に終わった。センターバック補強という最重要課題を積み残したまま、リバプールは新シーズンに突入した。

フィルジル・ファンダイクは33歳、イブラヒマ・コナテは契約満了のリスクを抱え、ジョー・ゴメスは怪我の影が付き纏う。期待の若手DFジョヴァンニ・レオーニを怪我で欠いているアルネ・スロット監督の頭を悩ませる守備陣の薄さは、シーズンが進むにつれてより深刻な問題として浮上してきた。

そんな中、イタリアメディア『Milan Live』から興味深い報道が飛び込んできた。リバプールがユニオン・ベルリンに所属するポルトガル人DFディオゴ・レイテに強い関心を寄せているようだ。

26歳の左利きセンターバックは、来年1月にわずか400万〜500万ユーロで獲得可能で、2026年夏にはフリーエージェントとなる。グエイの移籍金が6000万ポンドを超える金額だったことを考えれば、レイテの価格はほとんど信じられないほど低い。

しかし、安いからといって質が劣るわけではない。彼はFCポルト育ちの正統派ポルトガル産CBであり、ブンデスリーガとチャンピオンズリーグで通算100試合以上の経験を積んできた実力者。 レイテは2025年夏の移籍市場で移籍を希望していたものの、最終的にユニオン・ベルリンに残留した経緯がある。

ユニオン・ベルリンのホルスト・ヘルト代表取締役は、彼が移籍を望んでいたことを認めており、選手自身のキャリアアップへの意欲は隠していない。今シーズンは頭部の負傷でスタートが遅れたが、復帰後はブンデスリーガでスターティングポジションを確保している。

レイテの守備能力は、統計データを見れば一目瞭然。『FBref』による分析では、欧州5大リーグのセンターバックの中で、インターセプト数とブロック数の両方で上位3%に位置する。1試合あたりのインターセプトは1.91回、ブロックは1.99回。これらの数字は、彼が相手の攻撃パターンを読み切り、危険な芽を事前に摘み取る能力に長けていることを示している。

さらにクリアランスは6.58回で上位16%、タックルも1.91回で上位21%と、あらゆる守備指標で高水準のパフォーマンスを記録している。 ブンデスリーガは攻撃的なサッカーが主流のリーグであり、守備陣には常にハイラインでのポジショニングと、スペースを背負った状況での対応力が求められる。

ユニオン・ベルリンという、決して潤沢な資金を持たないクラブで、レイテはその厳しい環境の中でコンスタントに高いパフォーマンスを発揮してきた。派手さこそないが、確実で計算できる。そして何より、知的だ。インターセプト数の多さは、単なるフィジカルの強さではなく、試合を読む力の高さを物語る。

スロット監督が構築するポジショナルプレーのシステムでは、各選手が正確な位置取りをすることで組織的な守備を完成させる。レイテのような、相手の攻撃の芽を事前に察知して潰せる選手は、このシステムの中で貴重な役割を果たす。

ファンダイクやコナテが不在の時でも、チーム全体の守備レベルを維持できる選手こそが、今のリバプールに必要なピース。 モダンなセンターバックに求められる、ボール扱いの技術と前進力も兼ね備えている。

ただし、懸念点がないわけではない。まずはトップレベルでの経験値が足りていない。いわゆるメガクラブでの経験がなく、プレミアリーグでのプレー経験もないことから、最優先ターゲットは依然としてクリスタル・パレスDFマルク・グエイだ。

とはいえ、今夏に獲得できなかったことは致命傷になり得る。移籍金なしでの争奪戦には、レアル・マドリードら強豪クラブが参戦予定で、イングランド代表のセンターバックを狙うチームは少なくない。

他にも複数のセンターバックがリバプール移籍を噂されている中、あまり馴染みのないポルトガル人DFがアンフィールドに降り立つ未来はあるのだろうか…?

移籍
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました