イングランド代表復帰へ…リバプールの28歳DFジョー・ゴメス、ACミラン移籍でキャリア再構築なるか!?

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“3000万ユーロ” リバプールDFジョー・ゴメスを巡って、プレミアリーグの複数クラブが争奪戦を展開!? 移籍

アンフィールドの熱狂を知る者にとって、ジョー・ゴメスというディフェンダーは、常に「もしも」という言葉と隣り合わせの存在だった。

彼のポテンシャルは、誰もが認めるところ。センターバックとしての圧倒的なスピードとフィジカル、そして右サイドバックや左サイドバックまで高水準でこなす戦術的な柔軟性は、ユルゲン・クロップ前監督やアルネ・スロット体制において、替えの効かない色彩を放ってきた。

しかし、彼のキャリアは、幾度となく襲いかかる重傷と、フィルジル・ファンダイクという絶対的な壁、そしてイブラヒマ・コナテや18歳DFジョヴァンニ・レオーニ、さらに今夏の移籍市場において加入直前だったマルク・グエイの存在もあり、その去就は不透明のまま。

イタリアの有力紙『Corriere dello Sport』によると、ACミランは28歳を迎えたゴメスの獲得に向け、交渉を開始する準備を進めているようだ。この夏にも加入が迫っており、グエイの加入が決定していれば、現在イタリアでプレーしていた可能性もある。

キャリアの最も重要な時期に差し掛かっている元イングランド代表DFにとって、毎週のようにベンチを温める日々は、到底受け入れられるものではない。まして、守備陣が不安定な今シーズンにおいて出番が巡ってこない時点で、オランダ人指揮官の序列は決まっていそうだ。

ACミランがジョー・ゴメスを強く欲する背景には、プレミアリーグで鍛え上げられた即応性が深く関わっている。戦術的なリーグとして知られるセリエAだが近年はより縦に速い、フィジカルを重視したサッカーへの移行が進んでいる。

クロップ監督時代にはハイライン戦術の弱点である広大な背後のスペースを、驚異的なスプリント速度でカバーする能力を見せつけており、そのスピードだけではなく、足元のうまさや前線へのボール出しも優秀で、アンフィールドで燻っている場合ではない。

まだ28歳のゴメスだがリバプールで培った経験は、ACミランのディフェンダー陣にとって貴重な手本となる。セットプレーやクロス対応におけるポジショニングの正確さは、ミランの守備組織を安定させる上で決定的な要素にもなり得る。

また、右サイドバックとして起用された場合、推進力と正確なクロスは、ミランの攻撃に新たな次元をもたらすだろう。単調になりがちなサイド攻撃に、予測不能なダイナミズムを注入してくれるはずだ。

ACミランは彼にレギュラーの座を約束することで、興味を惹こうとしている。ゴメスがセリエAの環境で、毎週90分間フルでプレーし続ければ、しばらく離れているイングランド代表復帰も見込める。

ただし、リバプールが万能型のディフェンダーを手放すには、新たなセンターバックが必要不可欠。フリートランスファーで獲得を狙っているクリスタル・パレスのキャプテンが今冬に加われば移籍の道も開けるが、現時点ではその可能性は低い。

リバプールと2027年6月まで契約を結ぶゴメスだが、このままアンフィールドでベンチを温めるのか、もしくはイタリアでの新たなチャレンジに歩みを進めるのだろうか…?

移籍
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