“ネクスト・ネイマール” ガブリエル・メックに対して、リバプールが熱視線を送る!?

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“ネクスト・ネイマール” ガブリエル・メックに対して、リバプールが熱視線を送る!? 移籍

今夏の移籍市場が閉幕し、欧州のトップリーグが熱狂の渦に包まれる中、リバプールのスカウト部門はすでに次の宝石の発掘に全力を注いでいる。その熱視線が今、カタールで開催中のU-17ワールドカップに集まっている。そして、ターゲットはブラジルの名門グレミオに所属する17歳MFガブリエル・メックだ。

ブラジル国内では「ネクスト・ネイマール」とも囁かれるこの若きアタッカーに対し、リバプールは水面下で具体的な動きを見せている。

ブラジルのジャーナリスト、カリエル・ドルネレス氏が報じた情報によると、マージーサイドのクラブは、契約詳細について問い合わせを行うとともに、大会でのパフォーマンスを綿密にチェックしているようだ。

リバプールとブラジル人選手の結びつきは深く、フィリペ・コウチーニョ、ロベルト・フィルミーノ、そして守護神アリソン・ベッカーといった、クラブの歴史を彩った数々の成功例が存在。アンフィールドの情熱的なサッカーに完全に適応し、タイトル獲得の原動力となってきた。

ガブリエル・メックへの関心は、クラブの長期的なビジョンが完全に一致していることを示している。リバプールは、南米の才能を見抜く確かな眼力と、彼らを世界的なスターに育てる育成環境を再び世界に誇示しようとしている。

グレミオとの契約は2027年6月まで残されており、国外クラブに対する契約解除金は5000万ユーロに設定されている。しかし、グレミオ内部では、将来的に売却を決断した場合、最低でも2000万ユーロの移籍金を見込んでいるとドルネレス氏は付け加えている。

この2000万ユーロという数字は、リバプールが獲得に動く際の現実的な交渉ラインを指し示しており、クラブが若き才能に投じる覚悟の大きさを如実に表している。この金額は、将来的なリターンを考えれば、極めて戦略的な先行投資と呼べるだろう。

メックの才能は、リバプールだけが独占的に把握しているわけではない。昨年の夏にはチェルシーが獲得に迫りながら、最終段階で交渉が破談となった経緯がある。

また、ウクライナのシャフタール・ドネツクは最近、1300万ユーロのオファーを提示したが、選手側がウクライナへの移籍を拒否したため実現しなかった。さらに、ポルトガルのポルトやロシアのゼニトといった欧州の有力クラブも、すでに彼の動向を熱心に探っている。

メックは主に攻撃的ミッドフィールダーや左ウイングを主戦場とするレフティーであり、そのプレースタイルは、ドリブルの創造性、視野の広さ、そして決定的なパスセンスにおいて、かつてのネイマールと比較されるほど。

グレミオのアカデミーが輩出した最高の才能の一人として、ブラジル国内で絶大な評価を確立している。彼の左足から放たれるパスは、まるで精密機械のように味方の足元に吸い込まれ、一瞬にして試合の局面を打開する力を持っている。

U-17ワールドカップでの彼のパフォーマンスは、その評価を揺るぎないものにしている。ブラジル代表として出場した彼は、ホンジュラス戦で途中出場ながら、約30メートルを独走して勝利を決定づけるゴールを叩き込み、その技術とフィジカルの融合を見せつけた。

このゴールは、彼の爆発的な加速力と冷静なフィニッシュ能力を世界に知らしめた。さらに、ザンビア戦では、84分間の出場で95回のボールタッチ、80本のパスを成功させ、5本のファイナルサードへのパスを供給するなど、中盤の司令塔としての能力も発揮。

試合の流れを読み、チームのリズムを生み出す戦術的な知性に満ち溢れており、ボールを持った瞬間に周囲の選手が動き出すほどの存在感を放っている。アルネ・スロット監督にとって、攻撃のバリエーションを劇的に増やすことができる存在と言え、長期を見据えた補強になり得る。

とはいえ、10代でいきなりのトップチーム入りは難しい。リバプールやチェルシーなどのメガクラブに移籍した場合には、アカデミーでの下積みやレンタル移籍での成長が必須になり、すぐさまアンフィールドで輝くことはないだろう。

いずれにしても、リバプールが将来の原石に注目するのは至極当然であり、熾烈な争奪戦を勝ち抜き、ブラジルの次世代エースを確保できるだろうか…?

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