プレミアでの冷遇を断ち切れ…ナポリが、リバプールFWフェデリコ・キエーザのローン移籍を画策か!?

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「リバプールに残留したい」フェデリコ・キエーザがクラブ側にアンフィールドに留まる意思を表明か!? 移籍

欧州サッカー界の冬の移籍市場を前に、元イタリア代表FWフェデリコ・キエーザを巡る駆け引きが激しさを増している。セリエAの現王者ナポリが、リバプールに所属するこの快速ウインガーに対し、冬の移籍ウィンドウでのローン獲得を画策しているとイタリアの有力メディア『Sport Mediaset』が報じた。

ユベントスで戦力外扱いを受けていたキエーザは2024年夏にリバプール加入したものの、 アルネ・スロット監督が推し進める組織的なポゼッションサッカーの中で、その野生的な爆発力を持て余している感は否めない。

2025-26シーズン、プレミアリーグでの出場は8試合(うち先発はわずか数試合)に留まり、合計プレー時間は344分。この限られた時間で2ゴール3アシストという数字は、彼の決定力の高さを雄弁に物語るが、絶対的なレギュラーの座を掴みきれていない現状を浮き彫りにする。

一方、ナポリはアントニオ・コンテ監督の下、セリエA連覇を目指す中で、攻撃陣のテコ入れを急務としている。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、コンテ監督に約5000万ユーロの補強資金を約束したと報じられており、その資金を背景に、ナポリはキエーザを迎え入れたい意向だ。

同紙によれば、ナポリは買い取りオプション付きのローンという形で、リバプールの門を叩いている。選手のコンディションと戦術への適合性を慎重に見極めたいナポリ側の周到な戦略が垣間見える。

コンテ監督は、ユヴェントス、インテル、そしてイタリア代表を率いた経験から、ウイングやウイングバックに、極限の運動量と縦への推進力を要求する。サイドを起点とした電光石火のトランジションと、アタッカーの単独での打開力に大きく依存する。

キエーザの真骨頂は、ボールを持った瞬間にゴールへ向かう直線的な破壊力。爆発的な加速力と、密集地帯を切り裂く鋭いドリブルは、コンテが求めるウィンガー像そのもの。

リバプールでは、スロット監督のシステム下で、最大の武器である「ゴールへの嗅覚」と「縦への推進力」が抑制されている印象を受ける。また、センターフォワードなど慣れないポジションでの起用もあり、オランダ人指揮官の絶対なる信頼を得ているとは言い難い。

昨シーズンはコンディション不良に悩んだが、今シーズンは開幕から動きは良く、チームを救うゴールも決めた。しかし、あまり出番は増えておらず、イタリア代表復帰を狙う同選手にとっては、母国復帰でリズムをふたたび掴みたいところだ。

ただし、リバプールにとって28歳ウィンガーは貴重な戦力であり、長く過酷なシーズンを乗り越えるためには必要不可欠な存在。この冬に新たなウィンガーが加わらない限りは放出することはないと言っていいだろう。

いずれにしても、いまいちプレー時間の増えない中、モチベーションを保つのは難しい。はたして、フェデリコ・キエーザが出番を求めて、母国復帰を求めることになるのだろうか…

移籍
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