レアル・マドリードの未来を担うジョアン・マルティネス、リバプールが接近か!?

スポンサーリンク
レアル・マドリードの未来を担うジョアン・マルティネス、リバプールが接近か!? 移籍

アンフィールドの夜空に響くサポーターの歌声は、いつの時代も変わらない。しかし、ピッチ上の景色は確実に移ろいでいく。アルネ・スロット体制が2年目を迎え、チームは新たな時代の入り口に立っているが、水面下ではクラブの根幹を揺るがしかねない重大なミッションが進行中だ。

フィルジル・ファンダイクという不世出のリーダーがキャリアの黄昏を迎えつつある今、そしてイブラヒマ・コナテの契約問題がファンの心をざわつかせている今、リバプールの強化部門は次なる10年を託せる本物の怪物を探し求めている。

その視線の先にあるのは、難攻不落の要塞サンティアゴ・ベルナベウ。ターゲットは、レアル・マドリードが手塩にかけて育て上げた18歳DFジョアン・マルティネスだ。

スペイン紙『Marca』が投じた一石は、瞬く間にマージーサイドへと波紋を広げた。報道によれば、リバプールはレアル・マドリード・カスティージャでプレーするジョアン・マルティネスに対し、並々ならぬ熱量でアプローチを画策しているようだ。

昨年の夏、世界中のマドリディスタが悲鳴を上げたあの日を覚えているだろうか。トップチーム定着が確実視されていた矢先、トレーニング中に前十字靭帯(ACL)断裂という悪夢に見舞われた若き天才。選手生命さえ危ぶまれたあの大怪我から1年、驚異的な回復力でピッチに帰還した。

復帰後のパフォーマンスは、懸念を期待へと変えるのに十分すぎるものだった。今季、プリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部相当)で13試合に出場し、センターバックながら1ゴールを記録。

膝の不安を感じさせない対人守備の強度、そして何より、カスティージャの最終ラインを統率するそのカリスマ性は、かつてのセルヒオ・ラモスを彷彿とさせる。リバプールが先日、スカウト部隊を現地へ派遣した事実は、この関心が単なるリストアップの段階を超えていることを示している。

推定市場価値は300万ユーロと算出されているが、この数字を鵜呑みにはできない。リバプールはすでに今季、守備陣の若返り策としてジョヴァンニ・レオーニを獲得しているが、マルティネスも新時代の中心になれるだけのポテンシャルを有する。

イブラヒマ・コナテの契約は2026年6月で満了を迎えるが、2025年11月現在、延長交渉が合意に達したという報せは届いていない。皮肉なことに、そのコナテをフリーで獲得しようと狙っているのが、他でもないレアル・マドリードだという噂も絶えない。

今年の夏には生え抜きのトレント・アレクサンダー=アーノルドを強奪されており、両チームの関係性は良好とは言い難い。シャビ・アロンソ監督を巡っても争った中で、過去にはジュード・ベリンガムやオーレリアン・チュアメニらがことごとくマドリード行きを決断した。

その逆があっても良い。今夏にはロドリゴらの名前が挙がっていたが、あまり現実味のないターゲットであり、実際にリバプール側が関心を示していたかも怪しい。だが、立ちはだかる壁はあまりにも高い。

レアル・マドリードはジョアン・マルティネスをクラブの長期的なプロジェクトにおける最重要人物と位置付けており、契約は2029年6月まで残されている。そして何より、フロレンティーノ・ペレス会長が設定した契約解除条項は、驚愕の1億3200万ポンド。事実上の「接触禁止命令」と言って差し支えないだろう。

一方で、最近のディフェンス力の低下は将来ばかりに目を配ることを許してくれない。イングランド代表DFマルク・グエイを筆頭に即戦力確保にも躍起になっているリバプールにおいて、大怪我しているといえどもレオーニの存在もあって、無理やりマルティネス獲得に動く必要性はない。

18歳の若きディフェンダーは、今後もスペインで成長を続けるだろうが、将来的にアンフィールドに立つ未来はあるのか…?

移籍
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました