モハメド・サラーとアルネ・スロットの関係崩壊?リバプール退団濃厚、サウジ&MLSが争奪戦へ

スポンサーリンク
年間1億5000万ポンドの提示は今も有効!?サウジからのリバプールFWモハメド・サラーへの関心は継続 チーム

エランド・ロードでのリーズ戦後、モハメド・サラーは爆弾を投下した。3試合連続でベンチに座らされ、この試合では出場機会すら与えられなかった。混合ゾーンに現れたエジプトの王は、もはや怒りを隠さなかった。その言葉は、8年間にわたってアンフィールドを支配してきたスーパースターの心の叫びだった。

サラーの告発は具体的だった。以前は良好な関係だったが、今は何の関係もない。なぜかわからないが、誰かが私をクラブから追い出したがっている。アルネ・スロット監督との関係が完全に破綻したことを認めた。

11月30日のウェストハム戦で初めてベンチスタートとなり、12月3日のサンダーランド戦ではハーフタイムから投入され、そしてリーズ戦では90分間ベンチに釘付けにされた。キャリアで初めて3試合連続でスタメン落ちした経験に、サラーは耐えられなかった。

海外メディア『Give Me Sport』の報道によれば、アル・ヒラルは1月の移籍市場でサラー獲得に本格的な関心を示している。サウジアラビアのクラブは以前から執拗にサラーを追い続けてきた。2023年にアル・イテハドが1億5000万ポンドのオファーを出したときも、2025年4月に契約延長する直前にも、サウジ勢の誘いは続いていた。

今回の爆発的なインタビューで、サウジへの扉がふたたび開いた。サウジ・プロリーグの高官は、サラーが最終的にサウジアラビアに来ることを完全に確信している。アル・ヒラルとアル・イテハドが最有力候補として名前が挙がっている。両クラブはサウジアラビアの公共投資ファンドが所有しており、資金面での制約はない。

だが、驚くべき新たな選択肢も浮上している。メジャーリーグサッカー(MLS)だ。エジプト系イギリス人億万長者モハメド・マンスールが所有するサンディエゴFCがサラーの論理的な受け入れ先として言及されている。

サンディエゴは2025年にMLSに加入したばかりの新興クラブで、ウェスタン・カンファレンスで1位に輝いた。マンスール氏はクラブを支援するために何でもやると宣言しており、すでに1月にPSVからイルビング・ロサーノを獲得する契約を結んでいる。

シカゴ・ファイアーも候補として急浮上している。海外メディア『The Athletic』の報道では、シカゴは4月の契約延長前にサラーにアプローチしていたという。裕福なオーナー、ジョー・マンスエトを擁するシカゴは、ネイマールやケビン・デ・ブライネの獲得を試みた野心的なクラブだ。シカゴには中東・北アフリカ系の大規模なコミュニティがあり、サラーは商業的にも理想的な存在となる。

さらに、インテル・マイアミの名前も囁かれている。ジョルディ・アルバの引退により外国人枠が空き、リオネル・メッシとセルヒオ・ブスケツの黄金コンビがいるマイアミは、サラーを加えることで、さらなるグローバルブランドへと飛躍できる。

サラーの問題は個人的な感情だけではない。リバプールは過去15試合で9敗を喫し、タイトル防衛の夢は急速に色褪せている。プレミアリーグの順位表を見れば、昨シーズンにおいてプレミアリーグを制覇したチームとは思えない惨状だ。

サラーの今シーズンの成績も大きく後退している。19試合で5ゴール3アシストと、昨シーズンの圧倒的なパフォーマンスとは程遠い数字。サラーの期待ゴール値は今シーズン3.88に対し、昨シーズンは10.46だった。チャンス創出数こそ増えているものの、ゴールとアシストの減少は顕著。

確かに33歳という年齢で、動きのキレこそなくなってきたが、最近の試合ではベンチに座らせるほどのパフォーマンスだったかと言われると微妙なラインだ。また、この問題を複雑化しているのが、そこまで調子が上がらず、オランダ代表でもフル出場の多いコーディ・ガクポの存在。

元PSVのウィンガーは今季、ここまで21試合で5ゴール4アシストとそこまでの結果を残せていない。それでもスロット監督からの信頼は厚く、控えるフェデリコ・キエーザやリオ・ングモハらは実力を証明する満足の行くプレー時間を得られずにいる。

この状況にも関わらず、サラーだけを外すのは論理的とは言えない。エジプシャン・キングが不満になるのもわからなくもない。まして、今季加入した新戦力がハマっておらず、監督の手腕にも疑問が投げかけれれている。

とはいえ、不満を公にするのはある種の老害と扱われてもおかしくはない。高い給与をもらい、年齢も周りの模範にならなければならない時期にもかからず、チームに不協和音を生むような発言は裏ですべきだろう。

近くアフリカンネーションズカップを控えるサラーだけに、この冬に移籍を志願するかはわからない。また、スロット監督との関係もふたたび蘇るかは未知数なだけに、アンフィールドでの一時代の終焉を見ているように思える…

チーム移籍
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました