ボルシア・ドルトムントに朗報!リバプール、ニコ・シュロッターベック獲得を断念か?

スポンサーリンク
センターバック問題に直面するリバプール、ボルシア・ドルトムントDFニコ・シュロッターベックに注目か!? 移籍

リバプールが熱心に追い続けてきた獲得候補が、突如として移籍市場のリストから消えた。ドイツ紙『Sport BILD』の報道によれば、アンフィールドの補強部門はボルシア・ドルトムントのドイツ代表DFニコ・シュロッターベックへのオファーを1月の移籍ウィンドウ前に提出しない決断を下したようだ。

ジョヴァンニ・レオーニの前十字靭帯断裂という不運に見舞われたリバプールは、今シーズン序盤から守備陣の選手層の薄さに悩まされてきた。フィルジル・ファンダイク、イブラヒマ・コナテ、ジョー・ゴメスという3人のセンターバックに依存する現状は、プレミアリーグ王者にとって危険な綱渡りである。

さらに、コナテの契約が2026年6月に満了を迎えることを考えれば、新たな守護神の獲得は避けられない課題だった。そこに浮上したのがシュロッターベックだったのだ。

26歳のシュロッターベックは、ブンデスリーガを代表する左利きのセンターバックとして、ドルトムントの守備を支えてきた。2022年にフライブルクから2500万ユーロで移籍して以来、チャンピオンズリーグ決勝進出やドイツ代表での22キャップを積み重ね、その市場価値は5000万ユーロ前後まで高騰している。

左足でビルドアップを組み立てられる高さ191センチの選手は、ファンダイクの後継者候補として理想的なプロフィールを持っている。データを見れば、彼の守備デュエル勝率は上位87パーセンタイル、空中戦では80.6パーセンタイル、プログレッシブキャリーでは94.1パーセンタイルと、あらゆる面でエリートレベルの数値を誇る。戦術的な柔軟性と高い技術を兼ね備えた選手として、スロット監督のシステムにも適合するはずだった。

しかし、今回の報道が真実であれば、リバプールは契約更新が滞っているコナテとの交渉に進展が見られた、もしくは今夏加入直前まで迫った、No.1ターゲットのクリスタル・パレスDFマルク・グエイ確保に動きが見られたと考えるのが自然。

リバプールにとっては、ファンダイクに依存しすぎることを恐れ、次世代の核になれるセンターバックを探している。パレスのイングランド代表であれば、プレミアリーグのみならず、国際舞台でも大舞台を経験しており、最終ラインの統率力も持ち合わせており、シュロッターベックが見劣りするのは仕方ない。

とはいえ、2026年の夏に契約満了を迎えるため、レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンらメガクラブがこぞって関心を示しているとも言われており、フリートランスファーでの獲得は熾烈な競争を勝ち抜かなければならない。

だが、楽観視できる要素ばかりではない。シュロッターベックは契約延長にあたり、大幅な給与アップを求めていると報じられている。現在の年俸250万ユーロから800万ユーロへと3倍以上の引き上げを要求しているとされ、ドルトムントはこの条件を呑むかどうか決断を迫られている。クラブ側が要求に応じなければ、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリードといった他のビッグクラブが動き出す可能性は高い。

現在のチームにいない左利きのセンターバックは魅力的だが、それ以上に必要な能力はある。また、グエイはクラブと代表で左側のセンターバックとしてプレーしており、そのあたりも問題なさそうに映る。

はたして、シュロッターベックから目を背けたリバプールは、守備の再構築を任せられる人材として誰に白羽の矢を立てるのだろうか…?

移籍
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました