オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクの年齢もあり、長期的な後継者を探しているリバプールが今、静かに、しかし確実に獲得レースの最前線に躍り出た若き才能がいる。クラブ・ブルッヘに所属する21歳のエクアドル代表センターバック、ホエル・オルドニェスがその人物だ。
オルドニェスを巡っては、長らくチェルシーとの間で激しい争奪戦が繰り広げられてきた。南米メディア『Bolavip』によれば、チェルシーが4000万ユーロと目される移籍金交渉から手を引いた模様で、共に熱視線を送ってきたリバプールにとっては好機となる。
21歳のエクアドル代表DFがリバプールの補強リストのトップに躍り出た理由は、彼のプレースタイルがアルネ・スロット監督の戦術哲学にマッチするからだ。オランダ人指揮官は、後方からの正確なビルドアップと、高いディフェンスラインを維持するための機動力をセンターバックに求める。
オルドニェスの2025/26シーズンのスタッツは、その要求に応えられることを証明している。チャンピオンズリーグにおけるパス成功率は90.7%を記録し、ポゼッション志向のサッカーにおいて、守備の起点として機能する能力を如実に示す。相手のプレスを無力化するプログレッシブ・キャリーにも長ける。
守備面では、高い機動力とカバーリング能力が際立つ。ボールを保持して相手に攻め込むため、どうしても最終ラインが高い位置になってしまう。その背後に広がるスペースを突かれるリスクが常に存在するが、オルドニェスは驚異的なスピードと判断力で、十分にカバー可能となる。
アーセナルのウィリアム・サリバや、パリ・サンジェルマンで活躍する同胞ウィリアン・パチョと類似するとも言われ、よりアグレッシブにボールを奪いに行く傾向がある。
ファンダイクのみらず、イブラヒマ・コナテとの契約は残すところ半年間。すでにフリートランスファーに向けた交渉が可能となっており、争奪戦から撤退したレアル・マドリード行きを依然として希望しているとも。
さらに、28歳DFジョー・ゴメスは今季も負傷してしまい、戦線を離脱中。負傷履歴は芳しくなく、昨年の夏にイングランド代表DFマルク・グエイが加入していれば、今頃はACミランでプレーしていたかもしれない。
長期的に活躍が見込めるのが、現在は長期離脱中の18歳DFジョヴァンニ・レオーニのみという異常事態だけに、リバプールはこの冬もしくは今年の夏には最終ラインの刷新に取り組まなければならない。
はたして、リバプールはベルギーで活躍する若きセンターバックに白羽の矢を立てるのだろうか…?
