フィルジル・ファンダイクのみならず、アルネ・スロット監督の2シーズン目でリバプールのセンターバック陣は刷新が求められている。ファンダイクは年齢が高くなっており、その後継者探しが続いている。
一方で、フランス代表DFイブラヒマ・コナテは2026年の夏にも退団する可能性が高まっている。現行契約の更新に向けた交渉が前進しておらず、選手本人はレアル・マドリード行きを希望しているとも言われるが、当のマドリードはコナテ争奪戦から撤退を決めた。
さらに、28歳の元イングランド代表DFジョー・ゴメスもスロット監督のお眼鏡にかなっていない。2025年の夏、マルク・グエイの移籍が成立していれば放出されていた可能性も高く、18歳DFジョヴァンニ・レオーニだけが唯一の長期的な戦力となってしまっている。
そんな中、元マンチェスター・ユナイテッドのチーフスカウトであり、現在もサッカー界の深層に精通するミック・ブラウン氏は、英『Football Insider』の独占取材に対し、リバプールとトッテナムの両クラブがファン・ヘッケの動向を執拗に追っている事実を明かした。
ブライトンの最終ラインで圧倒的な存在感を放つヤン・ポール・ファン・ヘッケは、現代のセンターバックに求められる全ての資質を兼ね備えている。相手のプレスを無力化する高精度のビルドアップ能力は魅力的で、後方から一本のパスで局面を劇的に変えられる。
スロット監督が構築するポゼッションサッカーにおいて、最終ラインで落ち着いてボール出しができるディフェンダーは理想的。また、ジェレミー・フリンポンも加わり、増えつつあるオランダ人コミュニティも存在しており、チームに馴染みやすい利点もある。
イブラヒマ・コナテのような抜群なアスリート能力で広大なスペースをカバーするタイプではないが、流れを読んで良いポジショニングすることができる。代表でペアを組むことも多いファンダイクが隣にいるのもさらに噂を加速させる。
とはいえ、コナテの圧倒的なフィジカルを失うのは得策ではない。更新に向けた話し合いは継続されており、リバプール側も新たな長期契約を求めている。最適解としては、コナテが残留し、ファンダイクの後継者として期待できるディフェンスリーダーに予算を投じるべきだろう。
いずれにしても、リバプールの最終ラインが転換期にあることは間違いない。フロリアン・ヴィルツやアレクサンデル・イサクらで一気に前線を刷新したリバプールは、2年連続で今度はディフェンスの刷新に取り組むのだろうか…?
