リバプールの最終ラインに君臨するオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは、34歳という年齢を迎え、キャリアの円熟期を通り越して完成の域に達した。と同時に年齢による衰えも指摘され始め、アンフィールドでのキャリアも終盤に近づいている。
アルネ・スロット監督やリチャード・ヒューズSDのもとで、チームが過渡期を迎えている。昨夏の移籍マーケットではアタッカー陣やサイドバックにテコ入れを実施し、次なる補強ポイントはセンターバックや右ウィンガーと、ファンダイクやモハメド・サラーの後継者を本気で狙うタイミングになっている。
2027年6月まで契約を結ぶベテランのファンダイクとサラーには移籍の噂も付き纏う。特にエジプシャン・キングは起用方法を巡ってオランダ人指揮官と対立していた背景もあって、今年の夏にもオイルマネーに売却されるのではとの報道も出回っている。
一方、オランダ代表キャプテンにもトルコやサウジアラビアなどから関心が示されているものの、具体的な動きは見られていない。中東のサウジアラビア・プロリーグは潤沢な資金を武器に、高額な給与を準備することができ、近年は多くのベテラン選手が終のすみかとして選択することも増えた。
ただし、元サウサンプトンDFは契約満了までアンフィールドに残ることが濃厚なようだ。英『Football Insider』が報じた最新の情報によれば、リバプールのオーナー陣はすべての関心に対して拒否の姿勢を決め込んでいる。
それもそうで、センターバックの台所事情が大きく関係している。イブラヒマ・コナテは2026年6月までの契約を更新しておらず、今シーズンで退団の可能性が持ち上がっている。また、ジョー・ゴメスもスロット監督の信頼を得られておらず、イタリア行きが頻繁に報じられている。
マルク・グエイをマンチェスター・シティに強奪され、どのような新戦力が加わるかは注目の的だが、19歳DFジョヴァンニ・レオーニら若手DFを引っ張るリーダーとして、またチーム全体の精神的支柱として、ファンダイクは欠かせない存在だ。
同郷のスロット監督がチームのキャプテンを手放すわけもなく、今年の夏での退団は杞憂に終わりそうだ。コナテの後継者、ゴメスの後釜と即戦力を追加する必要がある可能性が高まる中、ファンダイクまでいなくなるチーム状況はあり得ない。
はたして、リバプールの来シーズンの最終ライン、特にセンターバックの陣容はどうなるのだろうか…?
